2010年10月3日日曜日

「公」のモノは誰のモノ?

突然だが、みなさんは、読書はどれくらいされるだろうか。


私自身は、読書はほとんどがビジネス書になってしまうが、週に何冊か読書するように心がけている。

新たに新刊本を購入したり、中古本の購入、更に図書館で借りたりする。

ところで、最近こんなニュースを目にした。


蔵書の破損 真心を砕く  切り抜き・落書き…公立図書館受難


図書館の書籍が、酷い状況になっているようだ。

確かに、私自身、たまに酷い状況の書籍を目にしたことがある。

切り抜きされたもの、蛍光マーカーで色づけされたもの、コーヒーかお茶の渋がついてしまったものなど、様々。

個人的な感触だが、特に、雑誌や旅行関連など、カジュアルなテーマのものが多いかもしれない。


記事も触れているが、モラルの問題を超えている。

モノが豊かになってしまった現代だからだろうか。。
すべて自分を中心に考える、自己中心的な人が増えてしまったからだろうか。
他の人のことを考える余裕が無くなってしまったからだろうか。


モラルという意味では、「○○モンスター」や「モンスター○○」という言葉が出来るほど、度を超えた「言いがかり」的な苦情というものも、以前に増して増えているようだ。

さて、このような世の中の状況となってくると、今までと同じような「性善説」に則った対処法にも限界が出てくる。

サービスオペレーションを設計する際にも、こうした思想を取り入れなければならない残念な時代に突入してしまったようだ。


ただし、こうした状況を生んでいるのは我々1人1人の問題でもある。
ビジネスではこうした対応を検討しつつも、私達自身でもプライベートな側面で気を付けて日々行動したいものだ。