2010年6月26日土曜日

たまには、街なかでアートパフォーマンスを。。。

少し硬い話題が続いていたので、今日は違う話題を。

今朝、寝起きにたまたま見ていたとある番組で紹介されていた、アートパフォーマンス。路上パフォーマーのスプレーアート ☆ファイター☆さん。

YouTubeの動画も見つけたので、ここでご紹介。




アートパフォーマー☆ファイター☆ さんのBlog


個人的にスプレーアートは昔から好きだ。

スプレーアートは、昔からある水彩や油絵と異なった表現も行え、☆ファイター☆さんのように、スプレー以外にも身の回りにある道具や紙の端切れ、手の平なども表現するツールとして使える。

私は、そんな「筆」以外のもので、ビジュアルを表現するところに非常に惹かれる。

どのように表現されるか。
その結果は、描かれるまで分からない。
その都度変化し、世界に一つしかないものが、そこから生まれる。
計算づくのCGなどでは味わえない、面白味もある。


さて、アートパフォーマーの☆ファイター☆さん。
各地でパフォーマンスをしているらしい。

週末、日頃の気分転換にも、近くの公園に繰り出して、アートパフォーマンスを見ながら、クリエイティヴ脳を鍛えて見るのも良いかもしれない。

2010年6月25日金曜日

候補者の訴えは、どこまでとどいているのか。。

今日、仕事の打ち合わせで、某駅前を歩いていると、とある参院選立候補者の演説に出くわした。
ピンク色のノボリやジャンパーでコーディネートされた候補者。
良く見ると、タレント候補者と言われる女性候補者だ。

学生時代、「3年B組金八先生」などのテレビでお目にかかった、私より7つ年上のお姉さま女優。私の目の前で、拡声器を自ら手に持ち、持論を訴えていた。

配られたチラシと彼女の演説で、何を訴えているのか、より明確に分かった。

女性ならではの、女性の視点の今の社会問題を訴えていた。

さて、候補者の訴えだが、テレビ報道等を見ているだけでは、全く分からない。政見放送以外では、細かく放送されないからだ。

一方で、選挙活動も人間が移動できる物理的距離も限界がある。

つまり、こうした選挙演説を目の前にする機会が無い限り、政見放送でしか本人のダイレクトな情報発信を目にすることが出来ない。
最近では、インターネットが有効なツールではあるが、まだ法制度が追い付いておらず、積極的な活用が行えない。

テレビ報道も、各候補者・各党の細かい「政策」は報道できず、更に、視聴率を意識してかどうしても「政局」を重視した報道になりがちだ。ワールドカップなどの話題性の高いニュースが飛び込んでくると、更にこうした細かい報道ができなくなる。


7月11日の投開票までの期間中、有権者はどのように候補者の訴える内容を入手するのだろうか。NHKの政見放送、各候補者のWEBサイトなど色々ある。しかし、これでは一方通行で、深く掘り下げ、隠れた部分が見えてこない。

個人的には、選挙区ごとに候補者を集めて、タウンミーティング、候補者同士のディベートなどの候補者同士や有権者とのコミュニケーションを介したイベントをやってもらいたいものだ。


ビジネスにおいても、一方通行的で演説的な会議ではなく、様々な視点の参加者がコミュニケーションし合い、意見を交換することで新しいことを発見出来る。新しいイノベーションや問題の解決法もそこから生まれたりする。


さて、今回の参院選の行方はどうなるのだろうか。

少なくとも、今回の選挙には間に合わなかった、公職選挙法の法制度の見直しも、時代とともに早く取り組むべきなのではなかろうか。

2010年6月24日木曜日

参院選公示!各党の政策を比較するためには。。

今日、第22回参議院議員選挙が公示された。
去年9月の政権が交代してから初の本格的な国政選挙だ。

今回の選挙、多くの新党が立ちあがり比例代表では、12の政党・政治団体からの立候補となるようだ。

さて、こんなに新党が乱立するなかで、我々国民は、どの政党がどのような政策を打ち出しているのか、きっちり見極めなければならない。

ところで、今晩のBSフジ PrimeNewsにて、日米同盟をテーマに各党のマニフェストを比較して分析していた。

特に印象に残ったのが、各党の政策を、日米同盟の緊密度の軸、日本の防衛力の強弱の軸の2つの軸のマトリックスで落とし込んで、図示して紹介していた。

どの政党が、どのような思想を持っているのか、4つの象限で落とし込んで表現してみると、非常に分かりやすいのだ。

さらに、政党同士のポジショニングを見ると、政党と政党の類似点もわかりやすくなる。

さて、仕事において様々な情報を分析する際に、その情報同士の関係性等を表す際には、図示化すると、その関係性が非常に分かりやすくなる。そして伝えやすくもなる。


「図示」とは、多くの記号や図形を用いて表現する。

記号や図形には、形そのものに意味をもつものがある。
矢印、△などは、そこに「流れ」という視覚的意味を持っている。

また、形の組み合わせによって、新たな視覚的な意味を持たせることも出来る。
先の「流れ」以外にも、「因果」「集合」「順序」「含有」などなど、様々な表現をすることが出来るのだ。


しかし、これらの「図示」をする際に、その情報が持つ関係性そのものが整理出来ていなければ、適切な表現は行えない。


まず、情報の因数分解と論理的な関係性の整理が必要だ。

2010年6月23日水曜日

新しいメディアとの付き合い方。。。

今日、目にとまったニュースのなかにこんなものがある。

Twitter ユーザーの3人に1人が「毎日ツイート」 (internet.com)


インターネットコムとポイントオンリサーチによるTwitterに関する利用動向調査。

調査対象のうち、Twitterを知らないという人が、9.1%とその認知度の向上が伺える。
また、利用開始時期も今年になってからの人が65%と圧倒的に多いということで、ほとんどほ人が、去年から今年になってから使い始めている。私自身もその中のうちの一人だ。

さて、Twitterという新しいメディア。
その効果も賛否両論耳にする。

また、大手企業では就業時間中の使用を禁止している企業さえある。

私は、こうした動きに対して懐疑的だ。
確かに、企業側が禁止する理由もわかる。情報漏洩防止という根本的な問題から、就業そのものへの妨げになるからという理由もあるようだ。

Twitter自身は、まだまだ新しいメディアだ。
使い方も、まだまだ発展途上。様々な可能性が秘められている。

一つのキーワードが、「ソーシャル」という視点。
言いかえると「オープンナレッジの活用」といっても良いかもしれない。

インターネットは、今まで垣根のあった所に、それらを取り払い、フラットな関係を構築する。国内と海外、企業と消費者、政治家と国民、等など今まで直接コミュニケーションを取ることが難しかった者同士が、容易に情報伝達出来るのだ。

情報発信が行いやすくなった一方で、企業等は、情報漏えい等へのネガティヴな要素が気になってしまう。確かに情報漏洩防止は重要なリスクマネジメントの要素だが、その漏洩事故の原因の多数が、「悪意によるもの」だ。

つまり、そうしたツールが原因なのではなく、使用している人間自身が原因なのだ。

一方で、Twitterが持つ「ソーシャル」な側面、所謂「オープンナレッジ」を上手く活用することで、今まで組織内では考えられなかった、新しい視点、発想などを取り入れることが出来る。こうした特徴を、是非、上手く取り入れたいものだ。

天気予報、交通情報など、一般のボランティアにより提供された情報で成り立つメディアも徐々に増えてきた。

ソフトウェア開発でも、有志により開発される「オープンソース」をベースにしたシステムも、実際に普及している。

さて、こうした「オープンナレッジ」をベースにしたサービスが徐々に増えている中、1人でも悪意のある人が参加してしまうと、その「オープンナレッジ」の信用は著しく低下してしまう。


インターネットは、従来の資本主義に対して、様々な側面で、新しい視点での考えを我々に与えている。

時間軸の概念、物理的な地理的な側面、効率化等による価格的な側面というような従来的な考えにとどまらず、「オープン化」「ボーダレス化」「フラット化」「透明化」というキーワードも紐づく。

こうしたキーワードは、国家のあり方、企業や組織の在り方、そして人々の倫理観までも変えていくのかもしれない。

2010年6月22日火曜日

首相のぶら下がり、朝は無し。。

最近のニュースで見受けられる首相官邸における「ぶら下がり」取材。

首相を取り囲んで行う、公式な取材として、最近では昼と夕方と行われている。

ところが、菅内閣がスタートして、この慣例を変更し、夕方1回に集約し朝の取材は無し。昨日よりそれが行われるようになった。


首相、朝のぶら下がりを拒否(産経ニュース)
菅首相、朝の「ぶら下がり」やめた 呼びかけにも無言(asahi.com)
菅首相:「ぶら下がり取材」 1日1回に削減を提案(毎日jp)
菅首相「ぶら下がり取材」、1日1回を提案(YOMIURI ONLINE)


この朝夕の「ぶら下がり」取材は、小泉内閣よりスタート。

首相官邸が2002年に新しくなって、官邸内の警備が強化されマスコミの取材が困難になり、首相の発言も減るということで、今までのスタイルがと入れられたのだという。


この「ぶら下がり」取材について、いつの内閣でここにメスが入るかなとずっと私は思っていた。

マスコミはどうやらこの動きに批判的だが、個人的には、ようやくここにメスが入ったなという感じだ。


内閣の動きについて、日々の情報発信は、本来は官房長官の役目だ。
海外でも、報道官という職務が置かれている。
企業や組織には、広報部門がある。

情報を発信する部門がある以上、組織の方向性、パブリックステートメントは、情報を一元化し、そこから発信すべきだ。

あらゆる所から情報が発信されると、必ずブレは生じる。
情報伝達は、人を介すと、その人のフィルターがどうしても入ってしまい、情報の受け手にとっては、フィルターによって生じたブレが情報そのものへの印象を異ならせ、内容によっては不信感に繋がってしまう。


情報発信力の高い「個性のある」リーダーが存在する組織は、その発信力を活かして、トップからの発信を上手く活かした仕組みを導入しても良いだろう。

一方で、調整型のリーダーが情報発信する場合は、その辺を気を付けなければならない。情報の受け手にとっては、その「調整」が、「ブレ」や「迷い」と受け取られかねないからだ。

現政権が、今回のぶら下がり取材の見直しに踏み切った真意は分からないが、企業広報においても、同じように情報発信の仕方も、そのリーダーのマネジメント手法に応じた、方法を用いるべきだろうと私は思う。

2010年6月21日月曜日

交通広告も測定可能な時代に。。。

都内で新しい広告実験が始まったそうだ。

最近、徐々に増えてきているデジタルサイネージ、所謂、映像表示型電子看板。
これをベースに、「顔認識システム」を搭載し、広告を表示したモニターを見た人の性別、年齢層などを測定するというものだ。


広告見た人の性別、年齢測定「電子看板」都内で実験(asahi.com)


記事によると、性別や年齢層を判断する測定精度は約70%。
得られたデータから、どのような内容が注目されるか分析をするのだという。

さて、個人的に疑問が。。。

まず、こうした広告に対して、どれほどの人間が「足を止めて、見入る」のかということ。
大きなターミナルでの、「待ち合わせ場所」付近でのデジタルサイネージは、その見た人の注目してみたかどうかというのは、分かりやすい。

しかし、コンコース上など、移動しながら広告を見る人を、どこまで測定できるのか、この仕組みに対して非常に興味がある。

細かい話になるが、本格的に分析するならば、人の歩くスピード、動線、広告を見る人の視力といったものから、視野角、注視率といった専門的なデータを分析して、初めて精度の高い分析ができるのではないだろうか。

従来のビルボード広告に比べて、デジタルサイネージでは、動画映像を配信することが出来る。動画を利用することで、伝えられる情報量、表現力も、格段に増加する。
更に、クリエイティヴ表現においては、「時間軸」の概念も考えなければならない。

常に動いている映像では、その一瞬の映像が、歩いている人の視線の中に入り、注意を惹かせるためには、どのような表現が効果的なのかというものも考えなければならない。

ここ最近、ハードの技術が進歩し、各所にデジタルサイネージを目にすることが増え始めた。しかし、そこで表示される内容は、テレビCMの使いまわしなどのものが多く目にする。

媒体の特性を考えると、表現は異なるはずだ。

音声が無い状況での映像表現はどうすべきか。
モニターとの距離や視力を考慮し、文字などの大きさはどうすべきか。
見るタイミングなどを考慮し、映像を表現するスピード、尺はどうすべきか。  

などなど、ポイントはいくらでもある。。


「本質的」な費用対効果を考えるのならば、情報伝達するデバイスや媒体特性を十分に検討し、情報の受け手の立場に立ったクリエイティヴを考えなければならない。



日常、様々な広告を見るが、総じて、その媒体特性を十分に考えられたクリエイティヴが少ないことに、非常に気になる。特に欧米に比べると、その差が顕著だ。多くの場合、情報の詰め込み過ぎたものが典型的だ。

さて、このような測定できる媒体が増えることにより、広告主としては費用対効果をより具体的に分析することが出来る。その際に、考えとして抜け落ちやすいのが、「媒体特性を十分に活かしたクリエイティヴ表現が行えているかどうか」ということ。

そもそも、媒体の特性を上手くつかめていなければ、効果が見込めないのは当たり前。

あれも、これも情報を伝えたい気持ちを抑え、伝えたい相手に、適切な情報量を適切なタイミングで提供してこそ、その情報伝達の効果は最大限に発揮されるのだと、私は思う。

2010年6月20日日曜日

米国ゲーム展示会「E3 2010」が開催される

先週、アメリカで世界規模のゲーム展示会「E3 2010」が開催された。

その中で、いくつか特徴的なゲームが紹介されていた。

まず、日本のゲームメーカー任天堂によるもの。
裸眼で3D映像が体験できる、新しいタイプの「ニンテンドー3DS」。

任天堂、裸眼3Dゲームの「ニンテンドー3DS」実機をE3で初公開(日経BP ITpro)


今年になってから3D映像が見れるテレビが発売されている。こちらは、映画館での3D映像と同様に、専用のメガネが必要だ。
しかし、今回の任天堂のゲーム機は、裸眼で見れるというもの。
さらに、モーションセンサー、ジャイロセンサー、画像認識などの新しい操作も行える。

そして、もうひとつ。

米国マイクロソフトの「キネクト」というもの。
コントローラーを使用せずに、身振りや言葉でゲームを動かすことが出来る新技術。


ゲームの体感操作技術、ウィンドウズに転用へ 米MS(asahi.com)


マイクやカメラのついたゲーム機として、実際に身体を動かして話しかけたりして、コントロールをするのだと。

このキネクトをマイクロソフトのゲーム機「Xbox360」のために開発されたが、これをパソコンのOSのWindowsにも応用したいのだという。


さて、ここ数年で様々なデバイスでも、その操作方法も進化・普及してきている。
携帯電話などで見られるタッチパネル、iPhoneなどの音声認識などもそうだ。

こうしたコンピューターなどの「操作」方法は、これからも継続的に進化を続けるだろう。

ここで、重要な視点は、
・ユニバーサルへの配慮
・学習が必要でないこと
だろう。

ユーザビリティ等へは、どの時代にでも考慮はされているが、機能が複雑になる一方で、これらを使う人々の層も拡大している。

誰もが直感的に、説明を受けずに使えるインターフェース。

これが、これからのソフトウェアに求められる重要な視点の一つだ。