昨日、シャープから新しい電子書籍の端末と電子書籍配信サービスが発表された。
その名も「GALAPAGOS(ガラパゴス)」だそうだ。
■「ガラパゴス」で悪いか シャープ、年末に電子書籍端末 (asahi.com)
ガラパゴス化という言葉。
日本の文化、制度、技術といった各種市場が、独自の進化を遂げて、世界標準からかけ離れている現象を揶揄する際に使われる言葉。
とりわけ、日本の携帯電話が独自の高機能化して国際標準から外れていることを指して言われることが多い。
そんな背景があるなかで付けられたネーミング。
リリースをみて、私は思わず「気合い入っているな」と思ったのだった。
ガラパゴス化が懸念されるものは、携帯電話以外にも、様々な技術等でも指摘されている。日々利用しているICカード、そしてカーナビ。デジタル放送など。
海外に一歩踏み出すと、日本と異なる視点、文化に数多く触れることが出来る。
日本で当たり前の視点が、海外では非常識であったりと、新たな発見が多い。
商品を開発する場合でも、そうした視点を忘れてはいけない。
高機能・高スペックの高い商品が良いとされる日本であるが、海外では必要とされていないことも多々ある。
これから、真の意味でのグローバル化を意識するならば、こうした視点は常に頭の中に入れておかなければならないのだろう。
そのためにも、様々な視点で物事を見る癖というのは、忘れてはならないのかもしれない。