2009年12月10日木曜日

見えているようで、見えていないもの。。。

最近見つけたこの動画をご覧あれ。

ストリートバスケットをしている若者が登場する。「白」と「黒」のチームに分かれてボールをパスし合う。「白」チームのパスの回数が何回か、まず、カウントしてもらいたい。





さて、どうだったであろうか?

この映像の中に、バスケットをしていない、あるモノが登場したが、気付いたであろうか?

これ以外のバージョンもあるので興味のある方はこちら。


Do The Test

このサイトは、ロンドン交通局がドライバーに対して「自転車への注意喚起」を促すムービーとして提供している。「注意力テスト(Awareness Test)」である。

人間の思考回路は、複雑に出来ているが、結構、一つのことに集中してしまうと、その周囲のモノが見えなくなってしまう。

考えごとにふけって、モノにぶつかったり、電車を乗り過ごしてしまったりすることは、皆さんも体験したことがあるだろう。


様々な情報を目利きする際にも、同じ思考回路が起きているのかもしれない。

ある事象をきちんと把握し、正確に理解するためには、ある一か所のみを集中したり、一つの視点でのみ観察するのではなく、まず、俯瞰して見極める癖が大切だ。

良く私は、「アリの目」「ゾウの目」「タカの目」を例にすることがある。
ミクロのレベルのアリの視点と、空を高く飛ぶタカに移る視点とでは、同じ野原の風景も全く異なって見える。

プロジェクトを俯瞰したり、問題の原因を追究したり、市場を分析する際にも、こうした視点は役に立つ。