2009年12月19日土曜日

サンタクロースの服の色は?

今日、夕方から仕事で打ち合わせがあったが、少し時間があったので、久しぶりに打ち合わせ場所近くの銀座界隈を探索してみた。

既に、クリスマスも目前。通りは、華やかなイルミネーションで彩られていた。

週末は、銀座の大通りは歩行者天国。そんな中で、写真のような光景に出くわした。




こちらは、高級ブランド「dunhill」店舗前。クリスマスでサンタが店への誘客に一役買っていた。

ところで、このサンタクロース。

写真を見ると黒っぽいが、実は濃い緑色の服を来ている。諸説はあるものの、サンタクロースの服は、元々、この緑色、もしくは茶色っぽい色が元来のサンタクロースの姿だと言われている。

一部地域では、過去から現在の赤色の服もあったそうだが、かの有名な清涼飲料水メーカー「コカコーラ社」が、自社のコーポレートカラーを使用してブランディング活動をするために、赤いサンタクロースを用いて宣伝活動を行い、これが全世界的に広まったとされている。

今では、「サンタクロース」=「赤と白」というイメージが当たり前のように、焼き付いてしまっているのだ。

人間の「イメージ」というものはすごいもので、このように刷り込まれてしまうと、それが当たり前になってしまうのだ。いわゆる、「思い込み」だ。

サンタクロースの服の色のようなこと以外にも、意外に「当たり前」と思っているものが、実は「元々は全く別物」というものが多いのかもしれない。

今は情報が氾濫する時代、その情報を、時には客観的な視点にたって、元々の意味や由来、歴史的な背景などを調べてみるのも、情報リテラシーを高める一つの手段だと言えるだろう。