2010年1月15日金曜日

「信用」と「信頼」ということ。。

複数の人間で仕事をしていると、お互いの役割分担と統制が取れた、所謂「チームワーク」がポイントだ。

そこには、お互いのことを良く理解し、お互いの信頼が重要である。

以前、私がプロダクションに所属している時に、いつも心がけていたことがある。
それは、「信頼」と「信用」の区別。

プロジェクトをマネジメントする人間には、「信頼はしても、信用はするな」ということを言っていた記憶がある。

この「信頼」と「信用」という言葉、似て非なる言葉だ。

辞典によると、以下のように説明されている。

■『信用』
<新明解国語辞典(三省堂)>
(1)確かだと思って、それに従うこと。
(2)まちがいないと見込むこと
<大辞林(三省堂)>
(1)人の言動や物事を間違いないとして、受け入れること。 
(2)間違いないとして受け入れられる、人や物事のもつ価値や評判。 

■『信頼』
<新明解国語辞典(三省堂)>
その人を信じ切って、すべてを任せる
<大辞林(三省堂)>
信じて頼ること。 


つまり、相手を信じて役割をお互いに分担し任せるということは大事。しかし、だからと言って、任せた相手が、全ての行動において間違いないと見込んでしまうことは、危険である、ということだ。

チームでプロジェクトを推進している際には、お互いに役割分担を明確にするのはもちろん、業務遂行中の定期的なフォローとチェック(点検)がポイントなのである。


私どものアーキレッジ株式会社では「ホウレンソウ(報連相)」を非常に重要視している。所謂「報告、連絡、相談」のこと。

これは、上述のお互いの「信用度」を高めていくためには欠かせない。


「信頼」は、「信用」の上に築き上げられるが、これは、一日やそこらで築き上げられるものではない。日々の積み重ねによるものだ。だからこそ、日々の「ホウレンソウ」が大切なのだ。

逆に、「信頼」も「信用」も崩れる際は、一気に崩れてしまう。これは、お客様から対企業に対してのブランドイメージも同じことが言える。もしかしたら、カップルの間でもあるのかもしれない。