2010年7月30日金曜日

「機械」というものをどこまで信用するべきか。。。

最近、様々な場面で、機械による判断をするということが多くなった。
センサー技術の発展によるもの。

ドアの開閉や防犯ライトなどの人感センサー、ガスコンロの火の消し忘れ防止のための温感センサー、液晶パネル等に組み込まれているタッチセンサー、ノートパソコン等の指紋認証などなど、ちょっと見渡してみても様々なセンサー技術を目にする。

そんな中で、こんな記事を見つけた。

顔認証たばこ自販機、中学生「顔しかめたら買える」(asahi.com)


タバコの購入のためにTASPOカードが導入されると同時に増え始めた年齢認証機能付きのタバコ自販機。

そのタバコ自販機で、中学生がしかめっ面をするとタバコを購入出来てしまうというニュースだ。

ソフトウェアの不具合としているが、所詮、機械もそもそも人間が作り出したもの。100%では無い。

以前、高層ビルの回転ドアで、センサーが上手く作動せず子供が死亡した事故があった。先日、九州のゲリラ豪雨でも、地下道の増水に対して警戒センサーが作動しないということもあった。

これらを見ても、機械に頼り過ぎるのも、禁物だと言わざるを得ないだろう。

例え、高精度のセンサーを設置していたとしても、きちんとメンテナンスしておらず放置していれば、作動しないこともあるだろう。


さて、ここ30年程度で、様々なものが機械化され、効率化・合理化されるようになった
そして、我々の生活も、それが「当たり前」のように考えるようになった。


エレベーターやエスカレーターも、自分自身が子供のころ、親から「危険なモノ」としてきつく注意されたものだ。しかし、今では、「あって当然」「安全であるのも当然」のように考えられているのだろうか、事故も多いように感じる。


機械は、所詮、人間が作り出したもの。
「全てを過信」するのではなく、常に一歩引いて、冷静に客観的に考えてみる「目」もどこかで必要なのだろう。