2010年6月20日日曜日

米国ゲーム展示会「E3 2010」が開催される

先週、アメリカで世界規模のゲーム展示会「E3 2010」が開催された。

その中で、いくつか特徴的なゲームが紹介されていた。

まず、日本のゲームメーカー任天堂によるもの。
裸眼で3D映像が体験できる、新しいタイプの「ニンテンドー3DS」。

任天堂、裸眼3Dゲームの「ニンテンドー3DS」実機をE3で初公開(日経BP ITpro)


今年になってから3D映像が見れるテレビが発売されている。こちらは、映画館での3D映像と同様に、専用のメガネが必要だ。
しかし、今回の任天堂のゲーム機は、裸眼で見れるというもの。
さらに、モーションセンサー、ジャイロセンサー、画像認識などの新しい操作も行える。

そして、もうひとつ。

米国マイクロソフトの「キネクト」というもの。
コントローラーを使用せずに、身振りや言葉でゲームを動かすことが出来る新技術。


ゲームの体感操作技術、ウィンドウズに転用へ 米MS(asahi.com)


マイクやカメラのついたゲーム機として、実際に身体を動かして話しかけたりして、コントロールをするのだと。

このキネクトをマイクロソフトのゲーム機「Xbox360」のために開発されたが、これをパソコンのOSのWindowsにも応用したいのだという。


さて、ここ数年で様々なデバイスでも、その操作方法も進化・普及してきている。
携帯電話などで見られるタッチパネル、iPhoneなどの音声認識などもそうだ。

こうしたコンピューターなどの「操作」方法は、これからも継続的に進化を続けるだろう。

ここで、重要な視点は、
・ユニバーサルへの配慮
・学習が必要でないこと
だろう。

ユーザビリティ等へは、どの時代にでも考慮はされているが、機能が複雑になる一方で、これらを使う人々の層も拡大している。

誰もが直感的に、説明を受けずに使えるインターフェース。

これが、これからのソフトウェアに求められる重要な視点の一つだ。