2009年10月9日金曜日

街で見かけた「見える化」策 ~鉄道編~

今日は、仕事で移動中のひとコマ。

みなさんも、電車の駅プラットフォームで、こんなラインを見たことあるひとも多いのでは?



これは、とあるJRの駅のホームの最後尾で撮影したものだ。
赤色のラインと緑色のライン。そして、「8」と「10」の数字。

駅の最後尾でこうした情報を利用する人と言えば、、、そう、電車の車掌さんである。

これは、何を表しているかというと、車掌さんが電車の停車位置を確認するための標識の一つである。「8」や「10」の数字は、電車の車両の編成数を表している。
電車が停車位置を過ぎて、オーバーランしていないかを、一目で認識できるように工夫しているものだ。


電車の運転をしている、運転士側にももちろん停車位置の標識はあるが、ドアの開閉を行う車掌側にも、こうした標識を用いることによって、より安全確保に取り組んでいる。二重三重の安全対策の一つだ。

この写真のポイントは、ラインの長さが停車位置の許容範囲になっていること。
安全の範囲を、直観的に示すためにもわかりやすい表現の事例かなと考えられる。


毎日の風景の中に、こうした「モノ」「形」「色」等で情報を伝達しているものは、非常に多岐にわたる。

暇な時に、こうしたものを観察してみるのも面白い。

最後に、一つ気になったことを。

この標識のライン、「赤」と「緑」を使用している。この配色、実は、色弱の人には判別しにくい色であることは、改善の余地があるのかなと。。。