2009年10月13日火曜日

情報による誘導は、見る側の視点で考えるべし

今日の1枚は、毎日通勤で通る東京駅でのひとコマ。
前々から気になっているが、駅の発着番線の案内表示に、一瞬戸惑うことが多々ある。

まずは、こちらの画像を見てもらいたい。




まず、東京駅に詳しくない方に、少し説明を。

ここは、東京駅の中でも地下深くにある「京葉地下ホーム」と言われるところ。かの有名な非常に長い、恐らく500メートルはあるコンコースをひたすら歩き、地下深くまで延びたエスカレータをおり、「さぁ、どちらのプラットフォームに行ったら良いか」と、一息入れる地下フロアの一場面である。


右側と左側とそれぞれ2段ずつ発着列車の案内がある。
1枚目の画像は、右側に1番ホーム、2番ホームの列車案内。そして左側には3番ホーム、4番ホームの列車の発着案内が表示されている。

では、次の画像を見てもらいたい。




こちらは、別の時間帯に撮影した写真。
先ほどの違いとして、右側に、3番線の列車案内が表示されているのがお分かり頂けるだろう。

この3番線の電車に乗りたいと思ったら、気持ち的には右側に足を動かしたいところ、実は左側に行かなければならない。というのも、実際のプラットフォームは、右側が1番線&2番線、左側が3番線、4番線となっている。
しかし、感覚としては、時計をはさんで右側の情報が右側のプラットフォーム、左側の情報が左側のプラットフォームという感覚を持つのが普通ではないか?




つまるところ、現状は各列車の発着番線の情報の掲載位置とプラットフォームの位置が合致していないのである。「自分が向かうべき方向」と「掲載位置」が一致していないため、時々戸惑ってしまうことが発生してしまうのだ。


こうした発着番線表示は、設置する場所によって、現状のような表示が良い場合と、相応しくない場合があるはずだ。例えば、駅改札などの表示としては、この写真のような発着番線表示がふさわしいだろう。しかし、「具体的な行動をしなければいけない直前の誘導案内」を目的とする場合は、相応しくないのではないだろうか。


個々以外にも、更に、ひどい場所(関西圏)も過去に遭遇したことがあるので、それは追々ご紹介。。。