2009年10月15日木曜日

情報のインパクトをどう伝えるか?

こちらの写真は、自宅からほど近くにある、とある大型スーパーで見つけたウィンドウディスプレイ。





あの掃除機メーカーのDyson社の新商品「DC26」のPRディスプレイである。
Dyson社の掃除機と言えば、「世界で唯一の吸引力が変わらない掃除機」という触れ込みで日本に参入して数年が経過。既に消費者にも認知が広がっているのではないだろうか。

そうした中での新商品。

今回は、日本市場向けに小型化された商品なのだとか。

このディスプレイの右には、社長自らのメッセージが。





” 小型化と、単に小さくすることは違います。DC26のサイクロンは、ただ小さくなっただけでなく、サイズや角度をもう一度計算・設計し直すことで、小型ながら従来と同様の遠心分離効率が実現したのです。~ジェームズ ダイソン / サイクロンテクノロジーの開発者~ ” 




「小型化」と一言でメッセージされても、実物と比べなければ、情報の受け手としては、そのイメージがし難いものである。そうした意味での、実物大のディスプレイは非常にイメージもしやすい。

さらに、「中身を見せる」というのは、非常にインパクトのある演出法だ。このディスプレイの設置場所は、郊外の大型スーパーということもあり、親子連れの顧客層に対しての露出の効果も期待できる。特に、こうした細かいパーツの分解は、子供の注目もひきやすい。


ただ、残念なことが一つ。このディスプレイの設置場所。この大型スーパーという、非常に多くの人への露出の可能性がありつつ、人通りの少ないところに設置されていた。
もう少し、顧客導線のトラフィックが多いところに設置すればよいのにと思ったのだった。