2009年10月19日月曜日

情報を忘れることも、今の時代は大切だ。。。

こちらの本をご存知の方も多いのでは。。





こちらは、お茶の水女子大学名誉教授の外山滋比古先生が書かれたエッセイ「思考の整理学」(筑摩書房)。

累計発行部数が100万部を突破して、異例の増刷を繰り返しているらしい。

こちらの書籍は、1986年に文庫化されて既に20年以上のベストセラーが続いている。
私がよく訪れる、東京丸の内の丸善にも、かなりの棚のフェースを取って陳列しているのを目にする。

そもそもこの書籍がブレイクしたのは、盛岡市のとある書店のスタッフが書いたPOPがきっかけらしい。そのPOPとは、「もっと若いときに読んでいれば…そう思わずにはいられませんでした」という手書きの推薦文でブレイク。さらに、その後、東京大学や京都大学で一番読まれているということで、再ブレイク。


さて、この本のどこが面白いかというと、「忘れることの大切さ」を主張しているところ。昨今の情報過多のこの時代に、不要な情報を「忘れる」ということは、一つの重要なポイントだろう。

そもそも、人間の脳も処理能力は限られている。

インターネットという仕組みを通じ、情報が氾濫しているなかで、必要な情報、不必要な情報、それらを目利きできる「目」が、やはり重要な時代になっているようだ。