2009年10月23日金曜日

実際の運用を、どこまで具体的にイメージするか。。。

日常生活における重要なライフライン。このライフラインが、私たちが生活している道路や歩道の地下に、縦横無尽に張り巡らされている。このライフラインのうちの一つの下水管の老朽化が問題になっているらしい。

本日のNHKの番組「特報首都圏(関東ローカル)」で、『むしばまれる都市 ~地下で進む老朽化~』として、取り上げられていた。

最近、時折ニュースで目にするが、道路が突然陥没して、その穴に車が転落する。こうしたことが、東京23区内でも年間1000件も起きているのだとか。

その原因が、敷設から約50年も経過した下水管の老朽化とのこと。この下水管の老朽化についての現状を番組では検証していた。

番組では、こうした老朽化の敷設の計画とともに、運用の計画もきっちりと行わなければと締めくくっていたが、この「運用」であるが、我々の業務でもなかなか配慮が足りないことが目につく。

システム開発などのプロジェクトマネジメントに携わると、発注側も受注側も、見積もりレベルでは、開発と運用と同様にチェックをする
その割には、実際の開発後の運用の業務面についての具現化の検討が、非常に疎かに思われる。

私は、「オペレーションマネジメント」というものを、非常に重視している。

どのような業務においても、実際の現場における「業務遂行」次第で、計画も絵に描いた餅になりかねない。

「誰が、いつ、どのような目的をもって、どのように、どうする」のかを、きちんと可視化して、役割分担を明確にすることが大切だ。