NHKの夜のニュース「ニュースウォッチ9」での話題。
トルコのとある山村で、驚く方法でコミュニケーションしているらしい。
その山村の名は、「クシュコイ村(Kuşköy)」
■クシュコイ村の場所はこちら
大きな地図で見る
■クシュコイ村はこんな所
このクシュコイ村でのコミュニケーション方法は、なんと口笛なんだとか。
口笛の下手な私にとって、非常に驚きである。
口笛を聞いていると、なんだか、鳥が山間でさえずっているようにしか聞こえなかったが、これで、きちんと会話が成立しているのだ。
この地域で、代々伝えられてきたこの口笛コミュニケーションは、遠く離れた人同士で話すのに使われている。
例えば、「今年のヘーゼルナッツの相場はどうかね?」「まだ安いから、蔵にしまっておいたほうが良いよ」といった、かなり複雑な会話まで交わすことができるのだ。
トルコ語の29のアルファベットを、すべてこの口笛で表現することが出来るらしい。
山間の村ならではのコミュニケーション。上手な人は、2キロ先の人ともコミュニケーションが取ることが出来るのだとか。
しかし、こうした素晴らしい文化が、あるものによって危ぶまれている。そう、携帯電話の普及。最近は、年配の人が子供たちに口笛教室を開いて、文化をきちんと継承しようしている。
ちなみに、「クシュコイ」とは、小鳥の村という意味らしい。
この「鳥の言葉」。是非とも、素晴らしい文化として次の世代にも技術伝承して欲しいと思った。
■BBCにも紹介記事(英語)が・・・ご参考まで。