2009年11月6日金曜日

インタラクティヴな次世代案内表示

さて、今日、情報の目利きがJR東京駅で見つけた案内表示をご紹介。




これは、JR東京駅の八重洲北口改札口付近にある、付近を案内するインタラクティヴな案内表示。

従来の駅案内は、文字情報や地図で表示される一方通行の情報発信。
表示される情報も、物理的に制限される。

しかし、写真は、タッチ式のインターフェース。必要な情報をインタラクティヴに抽出することができ、更に階層的に情報を持つことができるので、従来の駅案内表示として、膨大な量の情報を扱えるようになる。

更に、こちらの駅案内版、英語版、中国語版、韓国語版と多言語にも対応できるため、外国人にも便利に使えるのだ。

ご覧頂くとわかるように、表示そのものも、文字サイズも判読しやすいサイズが採用されていて、ユニバーサルな対応にもなっている。

ところで、先日Windows7が発売となった。こちらの大きな目玉は、タッチ画面。

タッチ画面は、以前から銀行のATMに代表されているように、携帯電話など各種デバイスにて先行して導入されているが、パソコンにて一般的に普及することにより、今後、より多くの場面で接する機会が増えるだろう。

しかし、このタッチ画面であるが、画面がフラットであることから、タッチしたユーザーアクションの結果が、どうだったのか、実は直感的には体感しにくいものだ。それを、補完する機能として、ATMでは音声ガイダンス等で補完している。この音声ガイダンス、実はご高齢の方には、実は非常に聞き取りにくいのだ。実際、私が、高齢者体験をした際に、それを痛感した。


今後、情報を伝達するインターフェースを設計する際には、五感を考慮しつつ、ユニバーサルな視点で考えることも、大事なのだろう。