2009年11月13日金曜日

日本の良さとは、強さとは…

今日午後、アメリカのオバマ大統領が来日。都内は、数日前から厳戒態勢で、至る所に、警察官が警備にあたり、物々しい。夜から、日米首脳会談。これからの日米関係はどうなるのだろう??

さて、別にそれに合わせたわけではないが、本ブログのブログパーツを少しいじってみた。
赤い日の丸とハートのマークの「We Love Japan」のブログパーツ。
登録順も99番目。

この「We Love Japan」ブログパーツ、日本が好きな人が集まって、日本が好きな人が増えていくというようなサービスを目指しているとのこと。

昨今、いろんな場面で、欧米志向が強まり、日本の良い所がどんどん薄れつつあるのではないかなと思ったりしている。そんな中、少しでも、日本の良いモノを広く伝えられられればと、何かしら役立て出来ればと、このブログパーツを付けてみた次第だ。

実は私、学生時代に短期留学で渡米した際、それまで、自分自身が、日本から海外ばかりしか見ていなかったことを気付かされた。そこで初めて、海外から日本を客観的に見てみるというきっかけを持つ機会があった。その時に、あまりにも自分たちの日本のことを知らないことを痛感した。

最近になって、今更ながら、更に日本のことを学んだりしている今日この頃だ。

ビジネスの世界でも、「市場原理主義」「成果主義」などに代表されるアメリカ的な手法やロジックが普及していた中、日本が元来持っていた「良さ」というものが、ここ数年、見直しされている。

そのひとつに、欧米中心の「資本主義」的経営から、日本が高度経済成長に培われてきた「人本主義」的な経営を、もう一度見直そうという動きがある。

終身雇用が崩れ、人材の流動化が激しくなり、企業が保有してきた属人的なノウハウや知識などの、無形資産も一緒に流出してしまい、企業が疲弊してしまっているのだという。つまり、企業が蓄積した技術伝承、技能承継が出来なくなってしまうのだ。

特に、IT業界は、企業自身が脆弱であるが故、人材の流動も激しいように見受けられる。不景気に起因するリストラ等の人材流動ではなく、社員が自発的にキャリアアップするための流動が起きているのだ。そのため、いつまでたっても組織にはノウハウや知識は蓄積せず、自ずと企業の成長も鈍化する。そうした脆弱な体質に、追い打ちをかけるかたちで不況が襲う。


現在の先行きが不透明な時代だからこそ、企業における無形資産、知的資産を上手く活用した組織力の高い経営というものが、今求められているのだ。