2009年11月17日火曜日

世界一、底が深~~~いゴミ箱があったら。。

まずは、こちらの動画から。。。




もし、世界一、底が深~いこんなゴミ箱があったら、あなたならどうする??

恐らく、とにかく捨てられるものを探し、興味本位でゴミを捨てるのでは?


さて、こちらのゴミ箱、なんと一日で72キロのゴミを集めたのだとか。
これは、近くのゴミ箱に比べて、42キロも多く集めたらしい。


「ゴミをゴミ箱に捨てる」というマナーを守るというのは、当然のことであるが、なかなか守れない人もいるのは事実。多くの人が、悪意があるのではなく、単に面倒だというのが本音だろう。

面倒なことを実行させるためには、人に行動喚起をさせる何らかのことを行わなければならない。

そこで、人に行動を喚起させる場合、「喚起させる」ための情報を、まず伝える。
それは、「依頼」や「お願い」という回りくどく伝えるか、「指示」「命令」といった「棘(トゲ)のある」直接的な方法にならざるを得ない。

しかし、「やらねばならない」「やらされる」から「やってみたい」というモチベーションを変化させる方法もあるのだ。つまり、「驚き」「興味」を喚起させるという視点に変換してしまうのだ。

「ゴミを捨てる」という面倒な行為以上に、「何かゴミを捨てたくなる」面白さが、そもそも面倒なことを消し去ってしまうのだ。

なかなか、ルールの守れない人に対しても、「ゴミ箱へ捨てるのが面倒だ」ということ以上に何かそそられるモチベーションが喚起させられれば、そもそも面倒だという感情も払拭してしまう。
つまり、「やらされる」から、「やってみよう」という感情に変化してしまう。

コミュニケーション自身、相手への伝え方一つで、結果がゴロっと変わることが多々ある。

情報伝達や、マネジメントにおける行動喚起の時にも、コミュニケーションにおける工夫ひとつで、全てが円滑になるヒントが隠されているのかもしれない。