2009年12月4日金曜日

小いさな鳥に、異変が起きている・・・!?

小さな鳥に異変が起きているらしい。
その異変とは、「くちばし奇形」。

ショッキングな話ではあるが、今朝のテレビ朝日系列の情報番組で特集していた。

この小さな鳥の異変が発見されているのは、北海道の最南端。松前町白神岬というところ。ここでは、環境庁から調査受けている調査員が、定点観測で鳥の様子を観察しているのだ。

調査によると、くちばしの奇形が発生しているのは、2001年以降発生しているのだそうで、毎年3羽、4羽、5羽、6羽などの数で推移している。調査対象が数千単位に対して発生しており、割合としては0.5%前後なのか?!

こうした奇形は、日本だけでなく、アラスカやガラパゴス諸島でも発生しているらしい。
ガラパゴス諸島は、世界遺産に指定されたのち、多くの観光客が訪れ、その影響によるごみ処理問題を抱えている。そのゴミの処理が現在は「野焼き」となっており、ダイオキシン等も含まれると想定され、そうしたところから発生しているのかもしれないとのこと。
発見されている個体数としては、数羽だが、産卵から成長になるまでに生き残れなかった個体も想定されるため、発生数はかなりの数になるのではとのこと。


さて、この問題そのものも非常に気になるところだが、こうした「小さな変化」に敏感になることは、情報を目利きする際にも、大切なことだ。

ビジネスにおいても、お客様の反応の変化、製造ラインの変化から、部下や社内のちょっとした様子の変化などから、潜在的に起きている問題を、早期に察知することができる。

事象を、ただ漫然と傍観しているだけや、アウトプット化された結果数値のみだけの評価だけでは、こうした小さな変化は見落とす可能性が非常に高くなる。

ところで「ハインリッヒ」の法則というものがある。

これは、1件重大な事故・災害の背景には、29件の軽微な事故・災害、300件のヒアリとすること(いわゆる「ヒヤリ・ハット」)が潜在的に隠れているという法則だ。

目に見える事象は、水面下で様々なことにリンクしていることがほとんどである。

こうした小さな変化にも、きちんと目を向けながらマネジメントすることも、業務オペレーションにおいては重要だ。