"きのうのすごいを、あしたのふつうに。"
このフレーズは、JR東日本の2011年度採用活動のキャッチフレーズである。
電車の車内広告や駅広告でご覧になった方も多いだろう。写真は、JR東日本駅構内でのポスター広告の写真だ。
■JR東日本:採用ページ
ちょっと印象に残ったので、取り上げてみた。
このフレーズ。色々な視点で考えてみることが出来る。
例えば、「顧客満足」とでの視点。
人間というものは、何度も同じことをしていると「慣れ」が生じる。
驚きや感動というものも、何度も経験してしまうと、「慣れ」というものが生じて「当たり前」になってしまう。つまり、お客様にとっての「昨日の驚きや感動」は、「今日の当たり前」になってしまうのだ。
今度は、「技術開発」とでの視点。
技術開発も、日々、他社との競争にさらされている。「昨日の革新」が「今日には誰でも真似できるものに」なっている事も多々ある。家電や携帯端末の競争を見ていると、手にとるようにそれを感じることができる。
つまり、顧客満足にしろ、技術開発にしろ、常に「改善」「イノベーション」が重要だということだ。
ここ最近の日本は、価格競争が激化し、デフレ傾向に入ったと言われているが、一方で、特にイノベーションが重要であることが、もっと議論されるべきではないかと感じたりしている。
「きのうのすごい」を「あしたのふつうに」。
実は、今日は私の誕生日。
昨日まで、努力していたことが、明日は普通になるよう、日々精進するばかりである。