新年 明けましておめでとうございます。
本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
2010年の新たな幕開け。今年はどのような年になるのであろうか。リーマンショック以降の影響を、もろに受けた昨年。今年こそ、まず景気回復に向けて動き出して欲しいものだ。
昨年秋、政権交代という大きな話題があったが、今年は更なる変化の年になるのではと感じている。変化というよりも「Re:Build(リ・ビルド)」というキーワードがふさわしいのかもしれない。
バブル崩壊に端を発し、1990年代は失われた10年と言われてきた。更に私は2000年代は、壊れてしまった10年だと思っている。
過去に培われてきた(良い意味での)日本的な経営スタイル、コミュニケーションの希薄化、性善説、モラルの低下、環境破壊などなど。
「モノ」が豊になってしまった所以なのかもしれない。
そうした視点でも、これからの10年は、「今までの20年とは異なる視点で、新しい意味での成長」の時代に入るのではと感じたりしている。
「物が豊かにあふれる」物質的な成長ではなく、人にとって精神面での成長なのかもしれない。
機械一つとってみても、機能や技術面での成長ではなく、使う側自身の成長が求められるのかもしれない。
過去に映画でも、こうした技術志向、機械礼拝文化に警鐘を鳴らしている作品が沢山あった。
もしかしたら、それが現実に、より身近に、より具体的に考えなければならない時代に、そろそろ入ってきたのかもしれない。
私自身、過去10年余、ITの世界に身をおいてきた人間だからこそ、そうした側面を強く感じる。
2010年、新年のスタート。そして、新たな10年代のスタート。
世界にとって、社会にとって、そして会社、家族、自分。
皆が幸せになれる、新たなスタートであって欲しい。