2009年12月30日水曜日

”ヒト”という名の、大きな木。。。

さぁ、2009年もあと1日。エンディングが近づいてきた。

さて、ネットサーフィンをしていて、とある懐かしい曲を発見した。
曲名は、『エバー・グリーン・ラブ』。とある番組でのエンディングに使用されていた。




曲をお聞きになって頂くと、「あっ、あのときの」と思い出された方も多いだろう。

そう、この曲は、以前、日本テレビ系「24時間テレビ 愛は地球を救う」で使用されていたテーマ曲の一つだ。第5回(1982年)から第14回(1991年)までグランドフィナーレで大合唱されていた。作詞は多くの著名な邦楽を手がけてきた山川啓介氏、作曲はあの「ルパン三世」の曲を手がけたジャズピアニストでもある大野雄二氏。歌は東京少年少女合唱隊。

この曲を聞くと、「あぁ、夏休みも終りだな」とつくづく感じていた子供時代を思い出す。

さて、改めてこの曲を聞いてみると、歌詞が素晴らしく感動する歌だ。
美しいハーモニーが、非常に癒される曲である。現在の番組で聴かれないのは、非常に残念だ。

ところで、歌詞の中にこんなフレーズがある。

" みんな一本の 大きな樹(き)
人間(ひと)という名の 大きな樹(き)
生まれたての生命(いのち)が ほら 新しい枝になる " 

この「大きな樹」であるが、「企業」というものも、一つの「樹」で表せるのではないかと考えている。

大地に根を張り、そして大空に向かって枝葉を成長させ、そして果実を実らせる。

果実は、企業にとっての売上や利益といった業績。
その果実は、大地に深く根を張り、立派な幹や葉を茂らすことによって、実ることが出来る。

その大地に張っている根は、お客様からの信頼、安定した業務、優れた人材といった「目に見えない資産」といったところであろう。

大きな幹は、一本の根では支えきれない。複数の根が、きちんと役割を持って支えているのだ。

多くの企業が、売上や業績といった「見える部分」ばかりに囚われて、この「見えない資産」について蔑ろにされていることが多い。
確かに、「果実」である見える部分も大切であるが、その「果実」は、この見えない部分によって支えられ、育まれてきたということを決して忘れてはいけない。。


今年一年振り返って、世間でも様々なことがあったが、年末年始、「会社ってなんだろう」「組織ってなんだろう」、とゆっくり考えてみるのも良いだろう。。