さて、1月4日、新年2010年度の仕事始め。今年の経済界はどのようになるだろうか。
デフレ、消費低迷、円高懸念などのネガティヴなキーワードが重くのしかかる時代背景のなかで、そうした大変な時代の中だからこそ、今まで以上に、「変革」「創造」そして、「挑戦」ということに取り組まなければならないと思う。
仕事のやり方、考え方というレベルのことから、ビジネスモデルというレベルに到るまで、全てを見直して改革していかなければならない。
全てのビジネスレイヤーにおいて、前向きな意識が重要だ。
ネガティヴなキーワードばかり並べていても、前には進まない。
前述の「変革」や「創造」、「挑戦」というキーワードであるが、多くの企業の経営者の年頭訓示にも出てきたことであろう。
これらキーワードは、ITシステム等のツールで解決出来ることではない。また、他人にお願いしたり任せて出来ることでもない。一人ひとりが自身の意識改革を実行し、相互に力をあわせてはじめて結果を出すことが出来る。
つまり、そこに関わる「人」次第なのだ。
「変革」や「創造」は、そこに属する「人」に蓄積したノウハウ、知恵から生まれる。
そして「挑戦」は、そこに属する「人」のモチベーションによって維持される。
2010年。従来の「資本主義」からの脱却し、新たな「人本主義」の時代の幕開けとなるのだろうか。そんな足音が聞こえる、年始の始まりとなりそうだ。