あの「宅急便」が「タッキュウビン」として海外でスタートらしい。
そう、クロネコヤマトの宅急便が「TA-Q-BIN」としてシンガポールで1月8日から開始した。日本でお馴染みのサービスが、海外でも同じようにスタートとなった。その第一弾がシンガポール。
日本流のサービスを、海外でも同じように展開するらしい。
■YAMATO TRANSPORT(S) PTE.LTD.
電話一本での即日・翌日配達、食品や冷凍食品などの配達、留守の場合の再配達など、お馴染みのキメ細かいサービスが、シンガポールでも受けられる。
今後は、中国やマレーシアなどのアジア各国にも事業を拡大するのだという。
海外では、即日配達、翌日配達、時間指定といったきめ細かなサービスは、基本的に無い。日本では当たり前な感覚になってしまっているこうしたサービスは、海外ではまだまだ提供されていないのだ。
日本的なこうしたきめ細やかなサービスが、非常に評価されているのだ。
日本では当たり前のサービス、結構、海外では案外未成熟だったりする。
たとえば、バスの車内アナウンス。
日本では当たり前のように、昔から音声テープなどにより(今ではIC録音?!)停留所の案内が流れていた。こうしたサービスは、アメリカなどでは、結構最近まで提供されていなかったのだ。
例えば、2~3年前にハワイに行った際に知ったことだが、市バスでは当然のようなサービスである音声アナウンスと車内での次の停留所の液晶表示など、サービス改善に取り組み、全米での公共交通機関に対しての表彰されているのだ。
■ホノルル市交通局(英語)
今、不景気で価格競争が激化し、値下げ、値下げという動きがあるが、その裏で、当たり前としてのサービスが、実は、企業努力の賜物であることも多々ある。
いつもは当たり前のことが、無くなって初めて、その価値がわかったりする。
海外旅行等に行くと、顕著に感じる。
こうした、目に見えにくい「無形の価値」というものを、消費者側もきっちりと見極め、きちんとした評価できる能力も、必要ではないだろうか。。