2010年2月17日水曜日

「桜」予報も、官から民へ。。

「官」から「民」へ。様々なものが民営化の流れとなってきたが、今年から民間が行うことになったことが一つ。それは、「桜の開花予想」。

今までは、気象庁が発表してきたのだが、今年からはもう行われない。民間企業により発表されるのみだ。

ところで、天気予報をビジネスとしている大手企業は、3つある。


今年の桜の開花予想について、それぞれ微妙に異なる予想をしているのだ。

気象情報ビジネスは、「情報」そのものが商品だ。であるからこそ、「情報」そのものの「品質」が問われてくる。

今日のNHKのニュースでは、気象庁の開花予想の予想の仕方と、日本気象協会の予想の仕方の違いを説明していた。詳細な部分は、企業秘密としているが、やはり手法は異なっていた。

気象情報は、情報の種類のなかでも、仮説情報の組み合わせの集大成によって成り立っている。

仮説とは、前提条件、前例、先行情報、周辺情報などを総合して組み立てられる。
その組立の仕方によって、仮説自身も大きく変わってくるのだ。

私自身、流通畑で仕事をしている際に、毎日のように「仮説」「実施」「検証」を繰り返し行っていた。その積み重ねにより、「仮説」自身の精度も高まってくるのだ。

企業の情報を、「資産」として価値あるものにするためには、この「仮説」「実施」「検証」を繰り返して取り組むことが大切だ。

さて、今年の開花予想。
どこの会社の予測が、結果として近いものになるのか、興味津々だ。