2010年2月24日水曜日

Google社の「イノベーション」力。。。。

今日、久しぶりにIT系のセミナーに参加させていただいた。
テーマは、CMS。Contents Management System。

具体的な内容は、「Googleの日本語入力の開発秘話」「CloudとGoogle Enterprise Solution」「Googleサイトを使いたおす!」の3本柱。

その中で特に印象に残ったのが「Google日本語入力」の開発の裏話。


「Google日本語入力」という機能をご存じだろうか?

「Google日本語入力」

Google社が開発した日本語入力変換アプリケーションがある。従来Windowsには、「Microsoft IME」というものが入っているが、このGoogle版と考えるとわかりやすい。

昨年12月より、開始された新しいサービス。

その開発者の裏話を聞く機会があったのだ。

Google社には、勤務時間の20%を自由のやりたいプロジェクトに時間を割くよう義務づけられている「20 percent time」というルールがあるのだという。
今回の「Google日本語入力」のサービスは、このルールを使用して実現されたものだ。過去にも、今でこそ一般的に利用されているGmailも、このルールによって生まれたもの。


Google社は、検索エンジンという主たるサービス以外にも、様々な新しいビジネスを数々生み出してきている。それらは、こうした「新しいことを生み出す土壌」をきちんと用意しているからこそ、出来る技なのだと私は思っている。

Google社に限らず、今、この不景気の時代ながらも元気な企業がいくつかある。それらの会社に共通することは、Google社のように、常にイノベーション、つまり新しいことへの挑戦、創造への努力を惜しまない。


さらにこうしたイノベーションというものは、トップダウンで生まれるものではなく、現場の小さな発見やアイデアから生まれる。こうした「タネ」をきちんと組み上げ、受け止めることの出来る仕組みが組織に必要だ。

Google社のミッションステートメントには、
Google 独自の検索エンジンにより、世界中の情報を体系化し、アクセス可能で有益なものにすることです。
とある。

この使命が、社員一人一人にきちんと伝わっているからこそ、「20 percent time」というルールにおける自由な取り組みにも、それらの考えが反映された新しいものの創造に繋がっているのだろう。