現代のお葬式のあり方等を議論していた。
「お葬式」は、そもそもそんなに経験するものでもなく、式自身の仕方、費用等についても番組で議論されていた。
たまたま、今日の仕事の打ち合わせで、「人の死」に関わる話題が出た。
それは、仕事での取引先の担当者が、突然亡くなられ、引き継ぎをしているという話題だった。
過去、私の身の回りでも、全国ニュースにもなった列車事故に取引先の担当者が巻き込まれるということを経験したことがある。
さて、こうした突然の事態。
なかなか想定出来るものではないが、いつでも誰の身にも起きうる話でもある。
昨年、新型インフルエンザの猛威により、企業の業務遂行における危機管理が話題になった。大手企業を中心に、BCP(Business Continuing Plan / 事業継続計画)に取り組む事例がいくつか紹介されていた。
企業レベルでは、こうした大災害等による緊急事態を想定するということになろうかと思われるが、個々人レベルでも、交通事故等の不慮の事故、病気などで、突然業務が遂行出来なくなるリスクは、常に抱えている。
さて、お葬式が上述のようにメディアに取り上げられるのも、突然、こうしたイベントに遭遇し、否応なく対処しなければならなく戸惑う場面があるからだろう。
ビジネスにおいても、突然業務が遂行出来なくなるリスクというものは、同様に存在する。
日頃、発生しそうにないことには、人間というものは、なかなか目を向けたがらないというのが本音のところ。しかし、理想的なオペレーションマネジメントを実施するためには、リスク管理の視点からも、「万が一の事態」の想定準備は大切である。
「それは想定内です」という言葉が、一時流行語になったが、ビジネスを様々な事態に見舞われても円滑に遂行するためには、日常業務の状態に関する関係者間での情報共有、及びその状態の記録といったものから、緊急時オペレーション計画、復旧計画なども、考えておく必要はあるのではないだろうか。