2010年3月14日日曜日

「情報」にも賞味期限を!?

今日の気になったニュースから。

国内での原子力発電で一番古い敦賀原子力発電所1号機が、運転開始から今日で40年を経過。昭和45年から運転を開始し、当初は40年で運転を終了する予定だったとのこと。しかし、後継の3号機や4号機の建設が遅れていることから、今後は6年間運転を続けるとのこと。

敦賀原子力発電所のある福井県敦賀市は、私自身、今から約30年前の小学生の頃に、夏は海水浴、冬はスキーに遊びに行った思い出のある場所だ。そのころから、もちろん、存在していた。

さて、今回のニュースでは、当初想定していた「寿命」を超える継続運転計画に対して、配管や各種機器の劣化への不安視する声も出ているらしい。


ところで、我々のビジネスにおいても、この「寿命」や「終了」の視点が抜け落ちてしまう場合を、良く見受ける。

特に情報システム関連の開発の場合は、非常に重要な視点でもある。
取り扱う情報の「寿命」、所謂、「最後はどうなるのか」という視点だ。

個人情報保護の観点で、情報のライフサイクルという考え方がある。
「収集」「利用」「移転」「保管」「廃棄」といったものだ。

企業で集められた情報が、どのような状態で管理されているのかを、しっかりと把握するために使用する視点である。

このライフサイクルにおける、最後の2つ、「保管」「廃棄」というものが、結構、業務できちんと取り決めされていない場合があるのだ。「情報を、いつまで、保有するのか」「情報を、いつ廃棄するのか」ということである。


モノの「寿命」というものは、イメージしやすいが、情報の取り扱いにも「取扱期限」というものを持つことが大切である。

情報も、鮮度が大切。

企業で抱える各種情報も、定期的にクリーニングするという業務フローを、是非取り入れてみてもらいたいと思う。