2010年3月29日月曜日

日本一の記録、塗り替える!!

今日、記録を塗り替えた建物がある。東京スカイツリーだ。

今朝、10時17分、それまで日本一の高さであった東京タワーの333メートルを超えて338メートルとなった。



写真は、昨日、花見がてらに近くに立ち寄ってみた時の写真。
間近で見ると、その迫力に圧倒される。

最上部のクレーンが、長さ10メートルの鋼材を釣り上げて、塔の真ん中に設置。
昨日に10メートル加えて、本日338メートルになった。(右下の写真は、昨日の時点の228メートル表示)


さて、この東京スカイツリーの構造は、日本の伝統建築の要素を巧みに取り入れ、日本的な美的要素も取り入れているのだという

例えば、五重塔の構造を取り入れた制震構造。地震国ならではの過去に培われたノウハウを活かしている。
また、デザインも日本の伝統建築に用いられる「反り(そり)」や「起くり(むくり)」というものを意識しているのだそうだ。

高さも、昨年の10月に、世界一の電波塔になるべく設計変更。高さを610メートルから634メートルになった。このまま順調に進むと、UAEドバイのブルジュ・ハリファに次ぐ世界第2位になる予定とのこと。


さて、私としては、上述にも記載したが、デザインや構造に、日本の伝統を上手く用いているというところに注目したい。

先の東京タワーは、高度経済成長の象徴。欧米に「追い付け、追い越せ」の時代の象徴でもある。映画にも、数々登場するくらいだ。

今の日本、この「追いつけ、追い越せ」の時代に、忘れてしまったこと、置いてきてしまったこと、捨ててしまったこと等など、多数あるだろう。

やや、復古主義と揶揄される面もあるかもしれないが、日本本来の良さというものを、今一度、振り返っても良いタイミングなのかもしれない。

これからの時代は、日本が本来築き上げてきた「良さ」を、世界に発信しアピールするステージに差し掛かってきているのだと思う。

東京スカイツリー。これからの新しい日本を象徴とするランドマークとして活躍して欲しいし、私たち自身も頑張っていかなければならないと思う今日この頃だ。。