2010年4月5日月曜日

理想的な人材教育のスタイルとは?

昨日、原口総務大臣のTwitterで、下記のようなつぶやきがあった。


答えが一つしかない「減点教育主義」の教育は、狭量で他者を責める風土をつくります。「解決型教育」は、情報の共有と協働を重んじ、人を励まし絆を作り上げます。


このつぶやき。私は、非常に同感した。

これは、今の教育はもちろんのこと、企業風土にも存在しているのではないかと感じるのである。

答えが一つだったとしても、そこに至るまでのプロセスは様々ある。十人十色だ。
そのプロセスに、新たな発見さえある場合がある。

結論、結果を性急に求め、その部分しか目を向けようとしないというのは、非常に危険である。

「売上を上げてさえいれば良い」「数字を出していればよい」ということになりかねない。
確かに、企業としては売上をあげ、利益を上げなければならない。しかし、それがどんな手段、どんなプロセスを経ても良いということではない。


私自身、「数字至上主義」の組織にいたことがある。
その時に目の当たりにしたのが、「不正に作られた数字」。

当時の組織のマネージャーは、それを全く気付いていない。もちろん、その数字が導かれたプロセスを見ていないからだ。

結局、その組織は「告発」という形で、「襟を正さざるを得ない」ことになった。
分かる人にはわかるのだ。

さて、原口大臣がつぶやかれた「解決型教育」。

これは、子供たちへの教育だけでなく、まずは、大人から是非実行して変革していきたいものだ。