2010年4月16日金曜日

頑張れ、新入社員!

4月も半ばになると、いくつかの会社の新入社員は、そろそろ現場に投げ出されるころ。
今週の仕事の打ち合わせでも、「新卒社員の同席」という話が何社かあった。
特に、即戦力重視の会社は、現場で仕事を早く覚えてもらいたいという意味でも、早めにOJTを開始するのだろう。


今晩、BSフジのプライムニュースでも、新卒社員を特集していた。

その中で、今時の新入社員に対する上司の対処法として、下記のことを指摘していた。

その内容とは、

  1. 過去の自慢話をしない
  2. 私生活への食い込みを遠慮する
  3. 人間をひとくくりにしない
  4. 他人と比較しない
  5. 指示を出しっ放しにしない
  6. 押し付け感を出さない
  7. 宴会での下働きの強要や説教をしない

というようなもの。

何となく、理解できる。。

上記の指摘は、日々のコミュニケーションの工夫でも解決できることなのではと、私は思った。

例えば「1」。
多くは、上司は部下に対して、「アドバイス」をしているつもりなのだが、単なる「自慢」になっているというパターン。これは、恐らく私が思うに、具体的な「解決策」を提示、もしくは「解決策を考えさせること」が出来ていないのではと思われる。

そして、「5」や「6」。
これは、指示を出した側が「確認」することを失念しているということ。プレイングマネージャーに多いのでは。常々、自身が出した指示が、その後どうなったのか「確認」することは、重要なことである。上司・部下の関係でなく、チームでプロジェクトを推進する際にも同じこと。「あれ、大丈夫か?順調か?」と一声かけるだけでも、違うはず。

「3」と「4」は、「個々人の潜在能力、性格、特徴、強み弱みなどは異なるものなのだ」という視点で、日々個々に接していると、このようなことを回避できるのではないだろうか。


何だか、このように見て見ると、「今時の新入社員」という切り口よりも、「マネジメントはどうあるべきか」というようなことを問われているようにも思われる。

ゲストコメンテーターが、「人の質は、時代とともに変わるものだ」と指摘していた。

お客様のニーズが日々変化することには、アンテナが立てられていても、実際には、組織に属する社員も、時代とともに変化する。

そうした視点で、マネジメントをする必要があるということを、実は問われているのではないかと思ったりするのだった。