今週の仕事の打ち合わせでも、「新卒社員の同席」という話が何社かあった。
特に、即戦力重視の会社は、現場で仕事を早く覚えてもらいたいという意味でも、早めにOJTを開始するのだろう。
今晩、BSフジのプライムニュースでも、新卒社員を特集していた。
その中で、今時の新入社員に対する上司の対処法として、下記のことを指摘していた。
その内容とは、
- 過去の自慢話をしない
- 私生活への食い込みを遠慮する
- 人間をひとくくりにしない
- 他人と比較しない
- 指示を出しっ放しにしない
- 押し付け感を出さない
- 宴会での下働きの強要や説教をしない
というようなもの。
何となく、理解できる。。
上記の指摘は、日々のコミュニケーションの工夫でも解決できることなのではと、私は思った。
例えば「1」。
多くは、上司は部下に対して、「アドバイス」をしているつもりなのだが、単なる「自慢」になっているというパターン。これは、恐らく私が思うに、具体的な「解決策」を提示、もしくは「解決策を考えさせること」が出来ていないのではと思われる。
そして、「5」や「6」。
これは、指示を出した側が「確認」することを失念しているということ。プレイングマネージャーに多いのでは。常々、自身が出した指示が、その後どうなったのか「確認」することは、重要なことである。上司・部下の関係でなく、チームでプロジェクトを推進する際にも同じこと。「あれ、大丈夫か?順調か?」と一声かけるだけでも、違うはず。
「3」と「4」は、「個々人の潜在能力、性格、特徴、強み弱みなどは異なるものなのだ」という視点で、日々個々に接していると、このようなことを回避できるのではないだろうか。
何だか、このように見て見ると、「今時の新入社員」という切り口よりも、「マネジメントはどうあるべきか」というようなことを問われているようにも思われる。
ゲストコメンテーターが、「人の質は、時代とともに変わるものだ」と指摘していた。
お客様のニーズが日々変化することには、アンテナが立てられていても、実際には、組織に属する社員も、時代とともに変化する。
そうした視点で、マネジメントをする必要があるということを、実は問われているのではないかと思ったりするのだった。