2010年4月11日日曜日

自然渋滞を、何とか解消することはできないだろうか?

今日は、年に何回か行う恒例の墓参り。
実家と一緒に、静岡まで車での日帰りだ。


久しぶりの長距離のドライブで、実は初めてETC割引の恩恵を味わったのだった。

ところで、行きは渋滞に巻き込まれることなく快調に車を飛ばしたのだが、帰路は、毎度のごとく、とある場所で渋滞に巻き込まれることに。

それは、東名高速道路の厚木~綾瀬バス停付近~大和トンネルのエリア。
厚木付近から徐々にノロノロ運転は始り、終いには所々で停車するというもの。

途中車線数が減ったりするものの、実はこの渋滞はそうしたものではないらしい。
実際は、この区間は、ゆるやかな勾配が続いており、それまで速度を出していたドライバーが速度低下に気付かず、スピードを緩めてしまうことに原因があるだという。
さらに、この付近の監視カメラがあることも、心理的にスピードを落としてしまう要因にもなっているらしい。


前者の下り坂から緩やかな上り坂になるような所を、「サグ(=窪地)」と専門用語で言うらしいが、このサグによる自然渋滞にしろ、監視カメラに起因することにしろ、人間の心理的なものによることで、渋滞が起きてしまうのだ。

こうした心理的に渋滞を引き起こしてしまう場所は、全国にも何箇所かあるらしい。


また、この渋滞は、お盆・正月の帰省、ゴールデンウィーク等には更に拍車がかかった状態になってしまう。


さて、こうした渋滞の原因が分かっているにも関わらず、対策はあまり打たれていない。
スピードを落とすための施策は、道路の舗装の凸凹により発生する音を使用した聴覚に訴えるもの、塗装などによる心理的な視覚に訴えるもの等は、実際に運用されている。


こうした手法の応用で、まだまだ工夫することによって、現在、慢性的に発生しやすくなっている自然渋滞の解消に、繋げることが出来るのではないかと私は思うのである。