2010年4月22日木曜日

「アイデア」と「プラン」が意味するもの。。

アイデアとプラン。ちょっと、この言葉を考えて見る。

まず、アイデアとは。
何かをするについての考え、着想。考え方、観念や思想。更に、漠然とした感じや直感、空想、幻想というニュアンスもある。

一方のプラン。所謂、計画という言葉。
ある事を行うために、予めその方法、手順などを考えること。


さて、何故、この言葉を取り上げたかというと、今の日本の政治の混乱を見ていると、ここにキーワードが隠されているのではないかと感じたからだ。


どうも、マスコミ等に取り上げられている数々の情報が、単なる「アイデア」であり、全くもって「プラン」にはなっていないものが、独り歩きしているのではと思えたからである。

「アイデア」はあくまでも、着想、着眼であり、「策」にはなっていない。
「策」に落とし込むためには、きちんとした裏打ちされた段取りとその予想効果が明確になっていなければならない。

政治家によっては、この部分を注意深く発言している人も、中には見受けられる。

さて、我々のビジネスでも、この「アイデア」と「プラン」というものは、常に意識しておかなければならない。


特にマネジメント層が発する言葉は、この「アイデア」と「プラン」をきちんと使い分けなければならないと私は思う。

「アイデア」は、あくまでも着想であり、その時点では、恐らくどう実行するかと言うところまでは考えられていないだろう。
この「アイデア」の段階で、マネジメント層が言葉を発してしまうと、言葉が独り歩きして、現場は混乱する。マネジメント層の言葉は、それだけ重いのだ。


「アイデア」は、確かに様々な視点、新しい着眼点等から、想像力豊かに溢れ出た方が勿論良い。

その生み出された「アイデア」を、如何に「プラン」に落とし込めるかどうかが、まずビジネスの第一歩だろう。

それが出来て初めて、より多くの人に広く発信できる「情報」になるのではないだろうか。