今日は、2日目。本日も、いくつかの事業について「廃止」と結論が出されたものがいくつかある。
どのような事業にも、始めがあれば、終わりがある。継続することが出来ない、継続する意味が無いとなると、必ず終わりを迎える。
さて、この「終わり」というものに注目してみたい。
実は、このような事業やプロジェクトから、書類の保存期間といったものまで、実は「終わり」を疎かにしてしまうことが多い。
例えば、営業活動。
お客様にアプローチをして、中々クロージング出来ない場面を見受けることがある。
一体、いつまで行わなければならないのか。。。「終わり」の目標をきちんと決めておかないと、ずるずると生産性の上がらない活動をしてしまう羽目になる。
その他にも、書類の保管。
以前、個人情報保護のコンサルティングを行っている際に、多くの企業で見受けられたが、保存期間の「終了」を定めていないものが多い。これでは、不必要なものをいつまでも保有しておかなければならなく、リスクが増すだけだ。
システムの設計においても、いつまでデータを保管しておくのか、削除のタイミングはどうすべきかというものが疎かにされやすい。
新しい事業の立ち上げやプロジェクトの立ち上げなど、スタート時点は、大きな夢や期待に意気揚々とエネルギーを注ぎ込む一方、「終了」というものも、実は色々とノウハウが必要でもある。また、コストもかかる。
先日、デパートの閉店の際には、そのコストが非常にかかるという話を、とある番組で代表が答えていたのが、印象に残ったものだ。
人間にもライフサイクルがあるように、ビジネスにおいてもライフサイクルというものはある。
ビジネスの新陳代謝を良くするために、事業の内容、商品・サービスというものも、定期的に入れ替えなければならない。
その入れ替えを考える際に、「終了」のタイミングというのも、忘れてはならない重視しなければならない計画要因の一つだろう。