2010年4月25日日曜日

中国におけるオペレーションマネジメント

上海万博まで、あと僅かになった。

テーマソングやキャラクター、パビリオンの建設などの盗作が話題になっているが、色々なニュースを見ていると、中国パワーを至る所で感じさせられる。

中国初の国際万博、過去最大級の規模での開催と、非常に興味深い。
1970年の日本で開催された大阪万博と、とかく比較されるが、当時の日本よりも今の中国のほうが格段にパワーがあるのではないだろうか。

さて、そうした上海万博も開催直前となり、リハーサルが行われている。
ここ数日のニュースでも報道されている。人気があるのは、日本館なのだとか。

しかし、そのパビリオンの入場の様子を見ていると、トラブルも発生している様子。親子で来訪しているのに、入場制限で離ればなれになってしまったり、上手く入場制限が行えず、館内に雪崩れ込でしまったりと。。先日の入場ゲートでも、金属探知機などのセキュリティーチェックが機能しないほどの混雑になるなど、非常に多くの混乱が生じていた。

これらは、オペレーションのノウハウが必要なものだ。

テーマソング、キャラクター、建物など、目に見えるもの、つまり有形のものについては、上手く真似が出来ているようだが、このオペレーション管理のような無形のノウハウは、中々真似できるものではない。

どうやら、こうした部分については、まだまだベンチマークが必要なのだろう。


日本も、このサービスオペレーションのマネジメントが確立されたのも、最近であろう。スーパーマーケット、コンビニエンスストアに始まり、ファーストフード、テーマパークなど、様々なサービスオペレーションが確立されたのも、ここ30年で確立されたものだ。

当初は、「効率」「サービスの均質」を重視したものであったが、最近では「付加価値」「おもてなし」などが注目されている。


さて、こうしたオペレーション。
これからの中国市場で、どのように展開されていくのだろうか。非常に興味深いところだ。