2010年5月12日水曜日

時代のキーワードは、「ダイバーシティ」!?

先日イギリスで行われた総選挙、結果、13年ぶりに政権交代が行われた。
今までの労働党に変わり、保守党のキャメロン党首による政権が誕生。

今回の総選挙の結果、過半数を獲得した政党が無く異例の状態に。
結果として、保守党は自由民主党と連立を組むことに。


さて、日本のこれまでの政治は、イギリスをモデルにしてきたと言われている。
2大政党制というのも、これまでのイギリスの政治をイメージしてのことである。

しかし、今回、第三政党の自由民主党が躍進し、今回のような結果に。
二大政党政治の終焉とも、報道されている。

ところで、我々日本も新党の立ち上げラッシュ。一通りの顔ぶれが揃った状態になった。
連立政権というスタイルは、過去の日本でも既に経験している。昨年の日本の政治のトレンドは、「二大政党政治を目指す」という論調が多かったが、私個人としては、これからは連立政権にならざるを得ない時代になっているのではないかとも思ったりする。

社会が成熟し、人々の考えも多様化しているのだ。

社会全体が成長している時代に、大きなイデオロギーを掲げ、二つの相反するものがぶつかり合うという構造は分かりやすいものだったかもしれない。

しかし、社会が成熟し、豊かな生活が送られるようになると、人の考え方というものも多様化してくる。ダイバーシティ化だ。

ビジネスにおいても、ベンチャーで立ち上げたばかりの会社と、長年経過した大企業の社風では大きく異なる。

自ずと求められるリーダー像というものも異なる。

多様な価値観が混在する組織において、リーダーが求められるのは、明確なビジョンを掲げられた強いリーダーシップはもちろん、組織内における調整能力というもの必要だと思う。ある意味、それはバランス感覚なのかもしれない。


日本も、少しばかり景気の回復傾向がようやく見られるようになった。

政治も勿論、ビジネスにおいても、時代にあった組織の新陳代謝が必要なのかもしれない。