2010年5月18日火曜日

あなたの社長との心の距離は?

ネットのニュースで、下記のようなトピックに目がとまった。

社長との心の距離「火星と同じぐらい遠い」 会社員調査


社長との間に感じる心の距離をJTBモチベーション社が調査したものだ。

「違う星にいると感じる」というものが、全体の20.4%。

その理由を、「コミュニケーションが少ない」「こちらの仕事や状況を理解していない」というのが多かったらしい。


私自身、大企業、中小企業、ベンチャー立上など様々な規模や社風の組織を経験をしてきた。

確かに、大企業になればなるほど、社長だけでなく経営陣とのコミュニケーションなど稀になる。物理的に、接する機会も自ずと少なくなるのだから、コミュニケーションも減ってしまうだろう。

そうした背景もあり、一部企業では、インターネットを上手く取り入れ、社内のコミュニケーションの活性化を図っている企業もある。

少し前では、社内Blogで、経営トップが自ら率先して、コミュニケーションを取っていこうという取り組みをする企業も目立った。
最近では、Twitterで社内外に、経営トップが情報発信する取り組みも出始めた。

しかし、こうしたトップの情報発信も、方法を間違えれば、単なるトップダウンの一方通行の情報伝達で終わってしまう。

社内のコミュニケーションの活性化は、まずは社内の雰囲気そのものが左右する。
話しやすい雰囲気を醸成し、話すことそのものが仕事にプラスに作用し、会社にも、話す本人自身(上司であろうと部下であろうと)にもプラスになって、初めてポジティヴなコミュニケーションが生まれる。

それには、まず、双方が自身のことを知る。
役職の意味、部署が求めていること等の、個々の役割や責任は勿論、個々の人間の強み、弱みといったものまで、お互いのことを知るのである。

そして、互いにそれらを認め合い、理解し、力を補い合うことが大切である。