2010年6月4日金曜日

初めの一歩は、役割分担から。

今日、新たな日本の代表となる人物が決まった。
民主党の新たな菅代表。

新たな政権の組閣がこれから始まる。組閣は、8日になる見込み。


さて、新たな組閣人事に対して、菅代表のコメントとして、「官邸、内閣、党の一体性、そして全員が参加できる」組織をとコメントしていた。


新たなプロジェクトを開始するにあたり、その第一歩の重要事項は、組織作り、チーム作りである。

個々の役割として、どのように分担し、個々のミッション、責任範囲、そしてゴールに向けたビジョンとマイルストーンの共有を明確にしなければならない。


ITのシステムを構築する際にも、こうしたプロジェクトチーム作りは非常に重要である。特に不明確になりやすいのが、発注側と受託側との役割分担。

この役割分担が不明確で、「お見合い状態」を招くことがあるのだ。

「当然、相手はそう思っているだろう」と考えていたことが、後々になって、全く考えが違っていたということが、まま発生する。


そうした意見の相違、思いの相違などが、プロジェクト進捗の遅れ、コミュニケーションのもつれなどにも影響する。


プロジェクトの初めの第一歩。

そこでの役割分担を明確にするためには、まずはお互いをきちんと知るということ。

何が得意で何が不得意か。お互いの強み、弱み、そして双方で取りきめた責任範囲を明確にすることが大切である。


そして、プロジェクトのメンバーそれぞれに、プロジェクトのゴール、ミッション、タスクを共有しつつ、皆が協力し合える「一体感」の場を構築できるかどうかが、プロジェクトを成功に導けられるかどうかに繋がる。


次週の新しい組閣人事。
「一体感」を持たせることができるチームが発表されるか、興味深いところだ。