2010年6月29日火曜日

「結果」情報の伝え方。。

最近、仕事で気になることの一つに、「結果」情報の伝え方。

社内であれば、仕事をした結果、何かを取り組んだことに対する結果。
対外的であれば、商談の結果、などなど。


そうした中で気になっているのが、「結果」に至ったプロセスや背景、理由などの情報が中々伝達されないということ。

最近、以前にも増して、そうした場面に出くわすような感じだ。

結果の情報の共有は、当たり前に行われるが、その結果に至る部分の情報伝達は、意識していないと欠落してしまう。

何故、私がそこに注目するかというと、「結果」はあくまでも「結果」であるが、その「結果」に対して、これからどうあるべきかを判断する際には、そこでは「結果」だけの情報では不十分である。

ネガティヴやマイナスの結果であれば、それから改善しなければならないし、プラスの結果であれば、更なる成長をするためにどうしたらよいかを考えなければならない。

特にネガティヴやマイナスの結果をもたらしてしまった場合、その原因や理由の把握は非常に重要な要素となるのだ。

「カイゼン」主義で有名なトヨタでは、その行為の結果を分析する際に、「何故?」ということを何度も繰り返して、その原因を要素分解する。そこまでして、初めて原因であろうことを突き止められることがある。


仕事上、その理由は背景を入手出来ない場合もある。
これは、業務委託等でのクライアント側の事情によるもの。
つまり、情報の上流である発注側の事情がある場合がそうだ。

その場合、少なくとも説明出来ない理由を把握出来れば、何らかの対策も行える。
このあたりが、グレーになってくると、参加する人員内においても、フラストレーションが溜まってしまう。

プロジェクトをマネジメントする際に、些細なことであるが、業務を円滑に進めるためには重要な視点の一つだろう。