2010年6月30日水曜日

「英語」を、もっと身近に。。

今日のニュースで、あちかこちらで「グローバル」というキーワードがよぎっていたところ、今晩のBSフジのPRIME NEWSで、英語教育をテーマに放送していた。

題して、「加速するグローバル社会、今こそ”使える英語”教育を開拓せよ」として放送していた。

ゲストの1人に公立国際教養大学の中嶋学長が登場。

公立国際教養大学


この大学は秋田県県立の大学になるのだが、その仕組みがユニーク。
入学1年目は全員が学生寮、しかも外国人留学生とのルームシェア。
授業は全て英語、1年間の海外留学が必須といった仕組みもあり、就職内定率も100%なのだとか。

特にこの外国人留学生とのルームシェアの仕組みは、非常に英語を日々話すためには影響が高いだろう。私自身も同様の経験があるから、特にそう思う。


そして、番組では、企業の社内コミュニケーションにおいて、英語を公用語にする動きも紹介。

少し前から取り組んでいる日産、日本板硝子、電子部品メーカーのSMK、最近では、楽天、ユニクロなどで取り組んでいる。
グローバル化の流れの中で、積極的に取り組んでいるのだろう。


別のゲストに、日本テレビ朝の情報番組「ズームイン」で英会話コーナーを担当していたアントン・ウィッキー氏も登場。

彼曰く、大抵の国では2つの言葉の文化で育つのに対して、日本は1つの言葉。聞くことだけで拒否反応を示してしまうとのこと。また、日本人は自己発信力が足りないのだと。
これらも、英語教育の影響によるものなのだろうか。


自分自身、英語は大学入学するまでは、好きではなかった。好きではなかったというよりも、「学ぶもの、学問」として捉えていた。しかし、大学入学後、留学生との国際交流を通し、「学ぶもの」から「ツール」という感覚を持ち始め、そこから、英語に対するアレルギーが減ったような気がする。


ところで、ITの仕事を何年もしていると、ITに対するアレルギーを持っている人に出くわすことがある。しかし、よくよく話してみると、IT関連で使用されている「言葉」に対して拒否感を持っている人が多いことに驚く。

IT技術は、その多くが海外からの流入されるものが多い。英語のまま使用していることもある。そんなそのまま英語で使用している言葉によって、ITに対する「壁」が出来ているのは、少なからずあるような気がする。変なITに対する「偏見」も、こんなところから生まれているのではないだろうか。


今日の番組で、中嶋学長が「語彙と勇気を」と提言していた。

私自身、ここ数年、ビジネスにおいても外国の方と接することが格段に増えている。
ニュースを見ながら、中嶋学長の提言の「語彙」を、私自身、日々増やさなければと思った今日この頃だ。