2010年7月14日水曜日

ポイントカード制度導入とマーケティング分析

あなたは、ポイントカード積極利用派、それとも不使用派?

ポイントカードの利用について尋ねて見ると、この二つのどちらかに分かれるが、積極利用派は、どうやら女性の方が多いらしい。ちなみに、私は積極利用派だ。
マイレージカードやクレジットのポイント、Suicaのポイントからショッピングセンターのポイントなど、様々使い分けている。

さて、今日、こんなニュースが目にとまった。

Yahoo!ポイントとTポイントが年内にも連携--ヤフーとCCC、包括的業務提携(毎日.jp)


Yahoo!ポイントと、TSUTAYAカードで有名なTポイントが提携するのだという。
Tポイントは、既にTSUTAYAだけでなく、多くの企業と提携し、ポイントカードサービスとして提供している。私自身のその利用者の1人だ。

さて、この提携する一方のTポイントカードであるが、これまでにも導入によって様々な効果があったことが実証されている。

例えばコンビニ。
現在、ファミリーマートと提携しているが、以前はローソンとも提携していた。

そのコンビニでのポイントカードの利用であるが、従来、コンビニエンスストアでは、POSデータ(商品販売時点管理システム)をベースにマーケティング活動を行ってきた。

そのPOSデータは、「何が、いつ、どれだけ売れた」というデータと「どのような人が」というデータと組み合わせて分析される。

その「どのような誰が」という情報は、レジで入力される。
具体的には、年齢と性別だ。

しかし、その多くが店舗スタッフの主観で情報登録されるため、正確性に欠ける。

そこで、ローソンやファミリーマートは、ポイントカードシステムを導入することで、事前に会員登録された属性データと紐づけて商品の売上分析が行えるようになったのだ。

つまり、ポイントカードを導入することで、以前よりも、より深いマーケティング分析が行えるようになるのだ。


さて、こうしたポイントシステムは、今後も益々増える一方、今回のニュースのように提携も継続的に行われ、淘汰されるのだろう。


個人のライフログが、様々な所で利用されるという怖さもあるものの、有効的に活用することで、サービスが向上することに対しては、私は好意的だ。

こうした個人情報を取り扱う管理体制、組織におけるルール作りをきっちりと行う一方で、ITの長所を上手く取り入れたマーケティング分析は、以前よりも行いやすい環境になっていることは言うまでも無い。。是非、積極的に取り組んでもらいたいものだ。