2010年8月1日日曜日

次世代に向けて、情報誌に変わる「モノ」への期待。。

情報誌が、最近低迷しているらしい。休刊が相次いでいるようだ。

情報誌低迷 ぴあ関西版、10月7日発売号で休刊へ(asahi.com)


関西の情報誌「ぴあ関西版」が休刊になるのだという。
昨年、同様の情報誌「Lmagazine」も休刊になったばかりだ。

個人的には、関西出身の私にとって、学生時代に非常にお世話になった2誌。
休刊は非常に残念だが、時代の流れだからだろうか。。


情報誌の存在というものが、インターネットの台頭によって少しずつ、その役割をWEBという媒体にとって変わってきているのだろう。

さらに、情報提供者である側が、容易に情報発信出来ることにもなり、雑誌という情報媒介物の役割も変化しているのだろう。

出版社としてもうかうかはしていられない。

この時代の変化において、情報を媒介する立場はどうあるべきか。
そして、マネタイズはどうするべきか、問われている。


従来から存在している「紙メディア」の裏側には、情報を掘起し、整理し、分かりやすく表現するというノウハウを持っているはずだ。所謂、「情報を目利きする力」。
情報を持っている「情報主体」自身は、今のところ、そのノウハウを持ち合わせていない。

こうしたノウハウを、是非、新しいインターネットという情報媒介ツールを積極的に利用して、情報を発信してもらいたいものだ。

インターネットでの情報発信を行う際には、従来からの「読み物を作る」という視点の殻を破る必要もある。インターネットは、従来の文字や画像といった形式だけでなく、「映像」という表現も利用出来る。更に、インタラクティヴな技術を利用することにより、「情報の受け手」と相互にコミュニケーションを取ることも出来る。


つまり、「編集」という能力に加え、「インタラクティヴなシナリオ作りと演出」「コミュニケーション応対能力」という能力も求められる。


情報のニーズというものは、常に、どのような時代であっても存在する。
その情報の提供方法は、常に変化する。


今回の休刊は、時代の流れを感じさせられるが、逆に、新たな視点、新たなスタイルでのサービスの出現に期待したいところだ。