2010年8月11日水曜日

役割分担でお互いを知るということ。。。

役割分担というものを少し考えて見たい。

仕事においてもプライベートにおいても、色々な場面で、自分自身の「役割」というものが存在する。

例えば、プライベートでも、「父親」「母親」といった立場があるだろう。

仕事においても、「役職」「職種」といった組織における上下関係の役割や、「発注者」「受注者」、「サービス提供者」と「受領者」といったように相対する役割の考え方もある。

その役割には、それぞれ「やるべきこと」「やるであろうこと」というものがあり、その遂行をそれぞれが願っている。

しかし、この「やるべきこと」「やるであろうこと」というものが、非常に曖昧であったり、思いこみしていたりしていることが多い。


「契約」至上主義の米国は、個々人の「役割」というものを明確にするのに対し、日本は非常にこうしたことを曖昧にしがちだ。

曖昧にすることで、事が円滑になる場合もあるが、逆になることも発生する。

つまり、双方が、それぞれの役割の内容に齟齬が発生しまい、揉め事に発展してしまうことがあるのだ。


「相手は、こういうことをするだろう」ということを明確に明文化せず、また口頭でも確認せず、結果、それが実行されず、問題が顕在化してしまうのだ。


我々は、結構周囲が何をしているか知っているようで知らないことが多いのではないだろうか。これらの違う部署、違う職種、違う会社に属する人が、同じプロジェクトで仕事を行う場合、相互に理解しあうことが非常に大切になってくる。

その環境の仕事の仕方、手続き、風習などは、やはり違うもの。
自分たちの流儀を押し通すと、フラストレーションが発生してしまう。

まずは、己を知り、そして相手を知り、そして相互が上手く連携するためにはどうしたらよいのかを考える。

こらが、まず第一にしなければならないことだと私は思う。