2010年8月20日金曜日

人間の「クセ」を、見つけ出すソフトウェア。。。

突然だが、皆さんはどのようにキーボードのタイピングを習得されたのだろうか。

私は、大学で情報コミュニケーションの講義のなかで、「正しいタイピング」というものを学んだ。所謂、タイプライター時代からの流れを受け継ぐもので、ブラインドタッチ、現在ではタッチタイピングと呼ばれている技術を修得した。

さて、このタイピングには、個々人によってその個性が出る。この人により異なるキーボードのタイピング、キーストロークにより個人を認証するというソフトが開発された。


キー入力「クセ」で本人確認…NTTコム、100%識別(YOMIURI ONLINE)


開発したのはNTTコミュニケーションズ。

このキーストローク。個人により入力の癖があるところに注目し、本人認証のシステムとして商用化を目指すもの。

事前に1000文字程度の文章を入力することで、本人の「癖」を登録し、その後の入力される文章を150文字程度ごとに認証するだという。


さて、本人の認証は、昔はID&パスワードにはじまり、生体認証など技術へと日々進化している。

今回開発されたソフトウェアは、大学などの教育現場での利用が考えられているのだとか。つまり、代理受講や「なりすまし」などの不正行為防止などにつなげたいのだとか。


ITシステムの技術の発展に伴い、こうした技術は今後も更に進化することだろう。

しかし、こうした認証技術やセキュリティ対策は、悪意のある人間の存在があるからこそ、どうしても求められてしまう。


そうなると、どうしても性善説から性悪説で考えなければならなくなってしまうのである。


こうした考えは、現代社会においてどうにか止められないものかと、つくづく考えてしまう。