■親方の指は太いのでiPadで速やか連絡(日刊スポーツ)
日本相撲協会が、全51の部屋に対してApple社製のiPadを配布するのだそうだ。
導入の発端は、賭博問題における実態調査。その調査の際に、アンケート形式でFAXを介して、各部屋に依頼したそうだが、放置されたり期限を過ぎたりの混乱があったことによるものだと。
そして、正確に情報を伝達する手段として、ITツールの導入ということになったそうだ。
更に、PCではなくiPadを導入することになった理由は、iPadならではの特徴にあるらしい。それは、親方や力士は体格が良いため、それに比例して指も太く、PCのキーボードを誤打してしまう、それを避けるためなのだそうだ。
確かに、iPadは画面をタッチすることで操作する。
親方や力士だけでなく、高齢者やハンディキャップのある方にも容易に利用できる。
さて、ここで注目しておきたいのが、ハードではなくソフト側のインターフェース。
せっかくハード側で様々な特徴があるにもかかわらず、まだこれといったインターフェースのソフトウェアは数少ない。
PCソフトの焼き直しや、画面解像度の異なるiPhone用のソフトをそのまま利用しているものさえあるのだ。
iPadは、今までのPCユーザー層に比べて、より高齢層の囲い込みも想定出来る。
さらに、PC等と違って、今までとは一味違うシチュエーションでの利用も考えられるのだ。
そうしたユーザー側の視点も重視しつつ、新しいソフトウェアの誕生が期待される。