2010年8月26日木曜日

情報を「捨てる」ことに注目する。。。

超高齢者の問題が、引き続き続いている。

最近のニュースでは、三重県の163歳の男性が戸籍上生存というものまで流れている。

163歳とは、1847年生まれということで、江戸時代の黒船来航の6年前。
アメリカの発明王トーマスエジソンの生まれた年でもあるとのことだ。


さて、この三重県の事例に限らず、各地で超高齢者が戸籍上生存している人がぞくぞくと判明している。


電算化される前から存在するデータ。
年金問題にも同じようなことが言えるかもしれないが、データを移行する際に、こうした方々のチェックというのが、今の今まで、漏れていたのだろう。


システム構築をする際、データの収集や保管ということに対しては、非常にセンシティヴに取り扱われるが、案外、「いつ削除するのか」ということに対しては、結構、疎かにしがちである。


個人情報に限らず、仕事においてもプライベートにおいても、個々人によって「物を捨てる」という行為も、バラツキがあるようだ。

何でも捨てられる人。何でも取っておく人などなど。

私個人は、どちらかというと、「何でも取っておく」タイプの人間でもある。


何年か前に、「捨てる技術」という書籍がベストセラーになったことがある。
部屋の片づけや仕事の書類などの管理の仕方について触れたものだ。
私も、結構、参考にさせて頂いたものだ。


情報を整理する上では、情報のライフサイクルである「削除」という場面を、忘れてはならない重要なサイクルの一つ。


オペレーションを設計する上でも、「いつ」「どのタイミングで」「どのように」「削除(捨てる)」のかということも、きちんと決めておきたいものだ。

きちんと決めておくことで、不必要な情報を保有することがなくなることにも繋げられるのだ。