2010年8月22日日曜日

時代は、モノからコトへ。。。

観光立国を目指す、ニッポン。

そのニッポンでの滞在中の観光客の「お目当て」がどうやら変わってきたそうだ。

ニッポン観光、目当ては食事 (Yomiuri Online)


日本政府観光局の調べによると、外国人観光客の日本を訪れる動機は今までは、「ショッピング」が連続最多だったらしい。ところが、直近の調査によると「食事」が1位になったそうだ。


「日本食」は、海外でも非常に健康的と評価され、それが来訪のきっかけになっているのだろうか。

先日も触れたが、中国人観光客、とりわけ富裕層の来訪目的も、従来のようなショッピングでは無く、富士山などの風光明美な日本の原風景が残る観光地であったり、茶室など文化に触れることを好む傾向に変わっているのだと。

また、先日、東京ビックサイトで開催されたコミックマーケットにも、多くの外国人の来訪があったようだ。世界最大の祭典ということで、わざわざ、コスプレの準備までして日本に訪れているようだ。


さて、このように見ると、海外観光客による日本への興味対象は、「日本製のモノ」よりも「日本でのコト・トキ」というものに対して、その対象が変わってきているのが読み取れる。


この「コト」や「トキ」は、人が感じる感覚によって伝えられる。目に見えない捉えづらいものだ。我々、日本人ですら、捉えることが難しい。

しかし、こうした「無形」の文化資産というものが、海外からの評価が高まっているのは確かだ。

これから、日本が観光立国を目指すのであれば、こうした「無形」のものを、どうアピールし、どう評価すべきか。まず、我々日本人自身が、学ぶべきことではないかと思う。