今日は9月1日。新学期のスタート。そして、「防災の日」でもあった。
私自身、今日、とあるお客様とのお打ち合わせの際に、避難訓練に出くわした。
その訓練は、ビル全体での避難訓練。
お客様の事務所が入るビルは、30階以上のフロアがある高層ビル。
打ち合わせ中も、訓練の防災放送が全館に流れ、避難を促すアナウンスが。
各階で働くスタッフが、エレベーターを使わずに、1階ロビーまで避難する。
さてこうした防災訓練。みなさんは取り組まれているだろうか。
私自身は、自治会等で参加したことはある。
しかし、ビジネスにおいては、実は1度だけ経験があるのみだ。
地震や火災といったものは、いつ起きるかわからない。それだけ、常日頃からの心準備は大切だ。
今から10数年前に発生した阪神淡路大震災を、私は現地で経験した。
当時私がいたのは、マンションの11階。今までに体験したことの無い揺れを体験した。
地震直後、家の中は目茶目茶にになり、足の踏み場も無く、自室から出るのもやっと。
それから以降、「防災」というものにはプライベートでは、かなり意識するようになった。家には防災セットを用意し、地震保険にも加入。そして鞄の中には、防災マップを常に常備している。備えあれば憂いなし。
しかし、ビジネスにおいては、なかなかこうしたリスク管理に取り組むのは大企業でなければ中々難しいのが実情のようだ。
昨年、新型インフルエンザの流行とともに、BCPという考え方が注目され始めた。
BCPとは、「Business Continuity Plan」。つまり企業が、災害や事故により被災しても重要な事業を中断せず、例え中断したとしても可能な限り短期間で再開させるための、手順や計画を取りまとめたものだ。
特にこうした取り組みは、大手企業は先行して取り組んでいるが、中小企業はこうしたことに取り組む余力を用意できない。
しかし、少しでも取り組んでいるか否かで、万が一の時の対応が大きく変わってくる。
国のほうでも、こうしたことをサポートする為に、中小企業BCP策定のガイドラインを提供している。
■中小企業BCP策定運用指針
こちらも、是非参考にされてみてはいかがだろうか。