2010年8月29日日曜日

夢と魔法にも、その裏には仕掛けが。。。

東京ディズニーリゾートが、先日、開園してから入園者5億人を突破したとのこと。


ディズニーリゾート、入園者5億人突破 83年開園以来(asahi.com)



東京ディズニーリゾートは、当社の事務所からも近くにあり、多くの訪問者で賑わっている。

私自身、最初に訪問したのが開園1周年の4月。当時、祖父母含めてわざわざ関西から訪れたのだった。あれから20数年、ディズニーシーがその後開園し、周辺商業施設やモノレールが開通するなど、一大リゾート地と発展した。


さて、ディズニーリゾート、特に東京ディズニーランドの話題となると、キャラクターが話題の中心になってしまうが、パーク自身の設備の演出、接客オペレーション等に注目して見ると、いろいろとベンチマーク出来るものが多々ある。


例えば、有名なのがパーク自身の導線設計。

パークのエントランスは1か所。その1か所を介して、物販を中心としたワールドバザールというエリアを通ることで、パークの中心に出る。シンデレラ城を中心に放射上に各テーマエリアに広がる。非日常空間を演出するために、パーク外の風景は全く見えないように設計されている。大阪のユニバーサルスタジオと大きな違いだ。
また、シンデレラ城を中心に放射状に広がっているため、どのエリアにいても、今どのあたりにいるのかが分かる。
そして、帰路時には、先の物販エリアを必ず通らせることにより、お土産の購入促進にも繋げている。


この他にも、マーケティング的にも様々な仕掛けも隠されているが、詳しくは別の機会に触れて見たい。


さて、このような成功している商業施設。

そこには、隠された取り組みが多くあるものだ。

週末にぷらっと訪れたところを、そうした視点で見て見るのも、なかなか面白いものかもしれない。