意外なものが、機械を誤作動させることがあるものだ。
昨日、虫1匹が、東海道新幹線を止めたらしい。
■虫1匹、新幹線止めた ポイント制御機器に入り込む (asahi.com)
体長2cmの虫が、新幹線を制御する機器に入り込んで電流が流れなくなり、線路のポイントが制御できなくなったのだという。
様々なものが、電子化され、緻密に設計された機械であるが、たまに意外な原因により故障することがある。
ネズミによってケーブルがかじられたり、カビや湿気などによる漏電などによる故障も、たまにニュース等で目にすることがある。
我々が、システムを設計する際に、意外に見落としがちな視点でもある。
こうした視点は、中々、デスクワークの中では気がつかずに見過ごしてしまうものだ。
実際に使う機器が、どのような場所でどのようなシチュエーションで利用されるのか、実際の現場で使われて初めて気がつくことさえある。
これらは、システムだけではない。
広告のクリエイティヴでも、どのような媒体で利用されるのか。
店舗のオペレーションでも、どのようなシチュエーションで運営されるのか。
それぞれ、「現場視点」というものが重要だ。
これらを設計する際には、可能であれば、自ら足を運び、その「現場」というものを実際に観察し、理解することをお勧めしたい。
必ず、少なくとも幾つかの新たな発見がそこにはあるだろう。