2010年9月7日火曜日

統計データの信用を考える。。。

連日の猛暑。少々秋の気配は感じられ始めてはいるものの、今年は9月に突入した尚、暑い毎日が続いている。


そんな中、9月に入っても、国内の観測史上最高の記録を残したというニュースが飛び込んでいた。

しかし、その記録がどうやらあやしいというニュースも本日になって飛び込んできた。


京田辺39・9度、記録の有効性検証へ…気象台 (YomiuriONLINE)

「39.9度」って本当? 観測機器につる草 京田辺 (asahi.com)


どうやら、今回の京都府京田辺市の気象観測の機器の周辺に、ツタが絡まっていたそうだ。同地域の消防署での観測された気温のデータとも、少し開きがある様子。


気象台の発表では、今回の記録に直接の影響はないということであるが、こうした状況が発生していると、情報そのものへの信憑性が揺らいでしまう。


情報への信頼と言えば、昨今話題となっている、超高齢者の戸籍問題。
江戸時代生まれの人が、戸籍上生存しているというもの。

海外のメディアでも大きくこの問題は報じられたそうだが、そもそも長寿国ニッポンの統計データそのものへの信頼も、統計上の誤差の範囲とはいうものの、こうした事態があると揺れてしまう。


前者は、機械への頼りすぎの問題。後者は、仕組み上の問題。

どちらも、「現場でどのように情報が運用されているか」ということを冷静に観察すれば、問題は浮かび上がりそうなものだ。


情報の信頼性を維持するためにも、こうした視点で、適度に「点検」することも大事ではなかろうか。